305 ページ17
今日は、一緒に晩ごはん食べれるみたいで嬉しい。
宣言通り、チキンカレーを作った。
それと枝豆とクリームチーズのサラダとトマトとブロッコリーを入れた卵スープも。
デザートはシンガポールのお土産を2人で食べよう。
すばるさんのお風呂の準備をしていたら、玄関が開く音がした。
す『ただいまー』
「おかえりー」
ん？玄関からこちらへ来る足音がしない。
これは、きっと甘えんぼモードだな(笑)
玄関へ向かうと手を広げて待っている、かわいいすばるさんがいた。
「すばるさ〜ん」
私も嬉しくて、そのままその腕の中におさまった。
ぎゅっと抱きしめてくれた、腕の中は優しくて落ち着く。
私もすばるさんの背中に手を回して、同じようにぎゅっと抱きしめた。
す『4日…』
「ん？」
す『たった4日離れてただけやのに、な。やっぱりAがおらな落ち着かへん』
首筋に顔を埋めたまま、喋るすばるさんは少し幼くなっている。
「私も、すごく会いたかったよ？」
そう答えると、くふくふ笑う声が聞こえる。
す『おれらヤバイな(笑)たった4日も我慢できひんねや』
「うん(笑)ヤバいね」
す『ヤバくてええねん、おれらは』
そう言って、すばるさんは優しくキスをした。
私を確かめるように、何度も何度も。
す『今日はな、もうな離れへんの』
そんな可愛いことを言うすばるさんの手を引いて、リビングへ戻った。
預かったカバンから、昨日のお泊りで使った服を出して洗濯かごに入れに行くのにも私の腰に手を回してひっついたまま(笑)
「ねぇ、歩きにくいって(笑)」
す『えーの』
「先にお風呂、入る？」
す『A、入ったん？』
「まだだよ」
す『ほんなら、あとでAと一緒に入る』
それだけで嬉しそうな、すばるさん。
「じゃあ、ご飯にしよっか」
す『A食べるっ』
「今日はカレーです」
す『おいっスルーすんなや』
私のほっぺに、自分の髭を押し付けてくるすばるさん。
じょりじょりされるの擽ったいから、体を捩って逃げてたら
す『逃げんなって』
もっと強く抱きしめられた。
す『カレー食うたらな、Aも食べんねん』
「デザートあるよ？」
今日のデザートはチャンギ空港で買った、カヤジャムが入ったロールケーキ。
マカロンも買ったけど、マカロンは明日にしよう。
す『お土産？』
「そう、他にもお土産あるよ」
す『それも食うけど、Aも食いたいねん、あかんの？』
拗ねたように言うすばるさん。
意地悪しすぎたかな(笑)？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 418人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
