301 ページ13
す『Aー』
「んー？ベッド行こう？きゃっ」
手を引いて立たせてると、後ろから抱きすくめられた。
そのまま顎をすくい上げられると、唇が食べれた。
「んっ…」
するりと口腔内に滑り込んだすばるさんの舌は、ゆっくりと歯列をなぞり私の口の中を味わっているようだ。
最後に私の舌先をじゅっと味わって離れた唇。
す『このまんま寝るのはイヤや』
そう言ってすばるさんは、私の手を引きベッドへ行き、そっと寝かせた。
私を見下ろしたまま、着ていたものを全部脱ぐとゆっくりと私の目をじっと見つめたまま覆い被さってきた。
すばるさんの目は、ズルい､､
見つめられると何も考えられなくなる。
目が離せない､､
私の着ていたものもするすると、脱がされてしまい私たちは生まれたままの姿になった。
胸が手のひらに包まれた。
私の体を1つ1つ確かめるように、体中を這う手の動きに吐息が漏れる。
す『A､､？』
「んっ､､？」
す『ほんまは嫌やねん…1日でも1時間でもお前と離れたないねん､､』
絞り出すような、苦しそうなその声に胸の奥が痛くなる。
す『でも、それじゃあかんて思うてる…』
す『Aのこと今でも縛り付けとるのに､､これ以上はあかんてわかってんねん､､』
すばるさん…
そんなふうに思ってたんだ､､
「ちゃんと、すばるさんのところに帰ってくるよ､､」
す『当たり前や､､』
すばるさんの背中をゆっくり撫でると、それに応えるように私の体をキツく抱きしめた。
2人の間に隙間がないようにぴったりと抱き合えば、息苦しいのになんでだろ？
この息苦しさがすごく落ち着く。
必要とされている、って実感できる。
すばるさんは、体を少し起こしてまた私の目をじっと見た。
す『A？』
「ん？」
す『好きや､､』
ゆっくりと合わさる唇、お互いを確認し合うように絡まる舌。
口の隙間からは、どちらのものかもわからない唾液がすーっと落ちて繋いだ手に落ちた。
はぁっと短い息を吐いて、離れた唇。
すばるさんは、私の体にまた手を這わして
す『ここもおれのん』
ちゅっと印をつけていく。
すばるさんが、おれのものやって言ってくれるたびに体と心が震えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 418人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ssiooRi(プロフ) - みけねこさん» ありがとうございます☆DEMOは嬉しい贈り物でしたね(^^)また更新しましたら、お付き合いください。 (2019年8月11日 18時) (
レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
ssiooRi(プロフ) - まいこさん» ありがとうございます☆のろのろ更新ですが、またよろしくお願いします。 (2019年8月11日 17時) (レス) id: 53c5fb00c0 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。更新楽しみに待ってます！私もDEMO聴きながら毎日を過ごしてます。お話楽しかったです！ (2019年8月11日 5時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ - こちらの小説大好きです。いつも更新を心待ちにしています！ (2019年8月11日 2時) (レス) id: 2605220462 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ssiooRi | 作成日時：2019年2月11日 20時
