緑の朽葉が笑うとき (ページ6)

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朽葉が2枚ページ6

『っふぅ…』

あぁ、朝日が眩しい。ヘッドホンを外しカーテンの隙間からさす光を睨む。台所に向かい冷蔵庫の中にペットボトルのお茶がないか確認………無いですね…。しょうがないので紙コップに水道水を注いで口に付けようとして素晴らしいことに気付きました。これをこのまま冷蔵庫に入れてればシャワー後に冷たいお水が飲めることに!!僕もしかしたら天才かもしれないです！
…………浮かれながらシャワーを浴びていたら眼球にシャンプーが直撃しました。とても痛かったです。
シャワーから上がって僕、思い出してしまいました。本日は朝から会議が立て続けに3本あることを…。そしてその会議で必要な資料を持って始発電車に乗らなくてはならないことに。嫌すぎる。ただえさえ荷物が多いというのに…。しょうがありません。本日は愛車のMA〇DA CX-5 BLACK TONE EDITION 通称シクファさんに乗って出勤しますかね。そんなことを考えながら濡れた髪のまま3分だけの僅かな安らぎに落ちていきました。

この時はまだ僕は知りませんでした。"シクファさんで出勤する”ただこれだけのことが僕の…僕らの運命を変える出会いのきっかけになるなんて。

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