白澤様、兎に戻してください…！【鬼灯の冷徹】

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貴女「もう動きたくない…」

桃太郎「えぇっ？！後ちょっとっすよ！頑張ってください！」

貴女「はーい…」

今日は桃太郎くんと庭掃除をしています。

落ちた葉っぱとかを集めたり、草を引いたり。

食べたら早いんだけどなぁ…

貴女「あ、君たちずるい…」

庭をぴょんぴょんしていた兎達が集めた葉っぱを食べている。

貴女「サボってないで仕事をしなさーい！」

桃太郎「それ、Aちゃんは言えなくない？」

貴女「食べるならこの集めた葉っぱ、残さず食べてよね」

そう言うと食べていた兎達はビックっとして仕事に帰っていった。

まぁ、目の前にこんもりとある葉っぱを全部残さず食べろというのは、流石に辛いでしょうね

鬼灯「桃太郎さん。Aさん。こんにちは」

貴女「あ！鬼灯様！いらっしゃいませ」

鬼灯様はこの間知り合った、犬のシロくんと一緒にやって来ました。

シロ「あ！Aちゃんだ！本当にここの従業員だったんだね！桃太郎も久しぶり！」

桃太郎「おお！シロ！」

鬼灯「頼んでおいた薬を貰いに来ました。」

貴女「あ！ちょっと待ってくださいね！」

店に入り、用意しておいた薬を手に取る
白澤様は相変わらずですが、花街で遊んでいます。

貴女「鬼灯様、こちらですよね？」

鬼灯「はい。ありがとうございます。…白澤さんは？」

貴女「白澤様は出かけていていませんよ。ほんっと…あの女好き治りませんかね…」

シロ「ねぇ、Aちゃん、今から暇？」

鬼灯様と話をしていると、シロくんが話しかけてきました。

貴女「もう少ししたら暇になります。どうかしたんですか？」

シロ「実はこの後、鬼灯様と一緒に地獄を散歩しにいくんだ！Aちゃんもどうかなーって！」

鬼灯「散歩と言っても、各場所の見回りですが…」

言えば地獄巡りな訳か…

私は死んでからずっと桃源郷のここで暮らしてきて、地獄は配達以外で行ったことがない。

貴女「楽しそうですね…一緒に行きたいです。桃太郎くん、いい？」

桃太郎「まぁ、今日の仕事はほとんど終わったし…いいんじゃないっすか？白澤様もいないし…」

貴女「じゃぁいってくるね！」

私は鬼灯様、シロくんと一緒に地獄へ向かった。




続く



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