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閻魔殿に入ると、いつものように閻魔様と鬼灯様がお仕事をしていました。
貴女「ほ、ほぉ鬼灯様ぁっ！」
鬼灯「Aさん？！…何故またその姿に…」
貴女「分からないんです…起きたらこの姿で…あ！あのご老人は？」
鬼灯「あのご老人なら、血の池地獄の検査に向かっています。ご案内しますね」
貴女「ありがとうございます！」
ご老人の後ろ姿を確認し、鬼灯様が声をかけるといつものように笑顔で振り向いた。
老人「おや、鬼灯様。…そちらはあのお嬢さんかな？また戻ってしまいましたか…」
分かっていたかのように冷静な老人。
すると、ハッとして私を見た
老人「お嬢さん…恋しておるの？」
貴女「ぇえ？！///」
老人「その顔はしとるんですな、しかも兎ではない…」
貴女「そ、それと関係あるんですか？！///」
老人「関係ありますとも、どんな魔法や薬でも、乙女の恋には叶いませぬよ。」
老人はニコニコと笑って話をした。
私が白澤様のことを思っているから、薬の作用が抜けなかった…
そんなことがほんとにあるのだろうか
考え込んでいると、老人は問いかけてきた。
老人「お嬢さんが本当に兎に兎に戻りたいと思うまで、その姿でいなさい。ほれ、お連れの人がまっていますよ。」
連れの人なんていないはず。
振り返ると
話を静かに聞いていた鬼灯様の隣で、白澤様が立っていた。
貴女「は、白澤様！風邪はひかれていませんか？！」
白澤「全然平気だよ。それより、色々聞きたいことがあるし、桃源郷に戻ろうね」
ご老人に頭をさげ、鬼灯様にお礼をいって、白澤様の隣を歩いた。
白澤「Aちゃんは元に戻りたくないの？」
貴女「な、なんでですか？」
白澤「そう思ってないから、また人の姿になっちゃったんじゃないか。」
貴女「…戻りたい理由が無くなってしまったので…」
白澤「ふーん…あ、昨日のキスの意味教えてよ。」
白澤様は意地悪な笑顔で言った。
貴女「…そ、それは…好きだからですよ…」
白澤「そっか…じゃぁ、」
白澤様は急に止まって、私を引きよせた。
そしてゆっくり、優しさの溢れるようなキスを、私の額に落とした。
白澤「これでおあいこだね！…僕もAちゃんのこと好きだよ」
顔が赤くなるのがわかった。
これって、両思いってやつですか？
白澤「さ、桃タローくんが待ってるよ！」
白澤様は私の手を握って歩き出した。
続く
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スイレン - 鬼灯様がいいです (2018年4月26日 15時) (
レス) id: 378d86b402 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 完結おめです！Twitter見ました！絵めっちゃ上手かったです！続編も楽しみにしてます！ (2018年3月2日 19時) (レス) id: e9fc24fe4d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 箱庭さん» 報告ありがとうございます！全然大丈夫です！みてほらえて、しかも報告してくださっただけで天に昇る気持ちです！← (2018年2月28日 19時) (レス) id: 308808e45c (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - ツイッター見させていただきました!とても素敵な夢主ちゃんですね(*´∀｀*)その画力、私にくださ(（( ツイッターやってないからフォロー出来ないのが悔しいです( ￣っ￣)ﾑｩ (2018年2月28日 17時) (レス) id: fa04fbd203 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 箱庭さん» 想いが伝わりました！！書いてる自分もワクワクしています！ (2018年2月27日 22時) (レス) id: 308808e45c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年2月4日 23時
