検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:86,727 hit

17 ページ23

目を開けると、座布団の上で寝ていた。

立ち上がろうとすると、あることに気がついた。
元の兎の姿にもどっている。
そうだ、あのあと私は元に戻る薬を飲んだんだった…

複雑な気持ちで周りを確認する。

すると、足音が近づいてきて扉が開いた。

そこには、鬼灯様と1人の老人がいた。

老人「お嬢さん…本当にすみませんねぇ…私が置き忘れをしてしまったばっかりに…気分はどうですかな?」

この老人が、あの薬の持ち主。
不思議な薬をつくっている科学者らしい。

質問に対して頷くと、老人は嬉しそうに笑顔を見せた

老人「本当によかった。鬼灯様、お嬢さん、ご迷惑をお掛けしました…」

鬼灯「いえ、次からは気をつけてくださいね。」

老人は頭を何度か下げて、部屋を出ていった。

鬼灯「さて、Aさん。桃源郷までお送りします。」

鬼灯様は私を抱き上げると桃源郷へ歩き始めた。




店の前に行くと、桃太郎くんが閉店の準備をしていた。

桃太郎「あ、鬼灯様!Aちゃん見つかりましたか?…その兎は?」

鬼灯「Aさんですよ。ついさっき元に戻りました。」

桃太郎「え?!Aちゃんなんですか?!その兎!!ちょっと急じゃないですか?!」

私は鬼灯様の腕から飛び降り、店に入る。
中では白澤様が洗い物をしていた。

今朝まで熱があったのに大丈夫でしょうかね?

椅子をつたって机に登り、白澤様に帰ったアピールをする。

でも、「ただいま」ってもう言えない。

何とかして気づいてもらおうと暴れまわる。

すると、こっちに気づいて近寄ってくる白澤様。

白澤「こらこら、そこで暴れちゃあぶないよ!…あれ?その赤い三角巾…Aちゃん以外にいたんだ…」

そう言うと、私を机の上から下ろして作業にもどってしまった。

もう…白澤様は私に気づいてくれないんだ…



続く

ーーー
どうも作者です!

急展開すぎてついていけない方が続出すると考えているんですが…どうでしょう?

18→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
94人がお気に入り
設定タグ:鬼灯の冷徹 , 恋愛 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

スイレン - 鬼灯様がいいです (2018年4月26日 15時) (レス) id: 378d86b402 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 完結おめです!Twitter見ました!絵めっちゃ上手かったです!続編も楽しみにしてます! (2018年3月2日 19時) (レス) id: e9fc24fe4d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 箱庭さん» 報告ありがとうございます!全然大丈夫です!みてほらえて、しかも報告してくださっただけで天に昇る気持ちです!← (2018年2月28日 19時) (レス) id: 308808e45c (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - ツイッター見させていただきました!とても素敵な夢主ちゃんですね(*´∀`*)その画力、私にくださ((( ツイッターやってないからフォロー出来ないのが悔しいです(  ̄っ ̄)ムゥ (2018年2月28日 17時) (レス) id: fa04fbd203 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 箱庭さん» 想いが伝わりました!!書いてる自分もワクワクしています! (2018年2月27日 22時) (レス) id: 308808e45c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくら | 作成日時:2018年2月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。