好きになってはいけない【D.S】

9.両親帰宅 ページ9

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今日は多分､人生で最悪の日だと思う。
何故なら両親が帰ってくるから。

ここで大体の人は分かると思う。
言いたくないけど。

まぁ、いざとなったら重岡先生の所に行けばいっか。

でも、そう思ってる自分がバカだった。


母「今帰ったわー。」

「お帰りなさい。お父さん、お母さん。」

父「おぉ〜Aか、大きくなったな〜。」


3ヶ月前にも聞いたよ､この言葉。

でも、私は、両親には逆らえない。
だって逆らったらどうなるか。

私の両親の裏の顔は怖い。

何がって？
多分今から分かるよ。


母「ちょっと！A何よこれ！
お母さん言ったよね？
お父さん迎えに行く間､
洗濯物・食器洗い・家の掃除
やっとけって言わなかった？」


ここまでは普通だと思うでしょ？

違うのはここからなんだよな〜...


父「なんだと！？
お前、親に頼まれたこともできないのか？

この出来損ないが！！！」


ﾄﾞﾝｯ))

ﾊﾞｼｯ!))

ｶﾞｼｬﾝ))


痛い。

そこまでしなくて良いじゃない。


父「何か言いたげだな。
なんだ？言ってみろ。」


そう言ってお父さんは私の胸ぐらを掴んだ。

実質お父さんには逆らえないから


「何でもありません。」


そう言うしかなかった。


〜自分の部屋にて〜


私の部屋に行くと閉じ込められる。
部屋から出るのが許されるのは親が寝たとき。

え？トイレとか風呂とかどうするって？
トイレは部屋にある。

金持ちって？
違うね。

この家は私を閉じ込めるために買った家だもん。

両親が寝るのは大体12時前後。

部屋にはシャッターがあるから夏休みは曜日感覚がずれる。
時間感覚も。

だから、カレンダーに印をつけるのが日課。

部屋には時計はない。
携帯は私の部屋だけWi-Fiが使えない。
両親が寝るときはドアが2回ノックされる。

ノックされて親が寝ればこっちのもの。


ｺﾝｺﾝ))


ノックされた。

私は、部屋から出た。
お風呂に入り、就寝。

晩ごはんは？って思うでしょ？
晩ごはんは無いよ。

だってお母さんは二人分しか作ってないんだもん。
だから、ご飯を食べるのは昼だけ。
朝は、両親がいるから。

夏休みに入ったら、私が自由にできる時間は
午前9時〜午後6時まで。
だから、夏休みでもお昼ご飯は食べれる。

でも、夏休みだかと言って油断はできない。
夏休みだから学校に行かない。

まぁ、ここまで話したら大体わかるから、ここまでにしとく。
じゃあ、おやすみ。

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