好きになってはいけない【D.S】

6.頭痛・吐き気 ページ6

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どうしよう？

昨日の夜は頭痛かったし、今日は、朝から吐き気する。

私って、何でいつもこうなの？
夏休みとか冬休みとか長期間の休みの前はいっつも風邪引く！

今日に限ってお母さんは北海道に出張。
帰ってくるのは明後日だし！

学校行きたいよー！
重岡先生に会いたい...


重岡先生が看病に来てくれたら良いのにな〜...

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重岡side


今日は、山本が休みだ。

でも、今日放課後の授業が無いとなると変な気持ちになる。

今日､学校終わったら、看病しに行くか。

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Aside

気づいたら寝ていたようで時間は7:30

ご飯はあるから作るだけだけど何を作ろうか迷う。

すると...


ピーンポーン))


誰か来た。

この時間に？誰？

ドアを開けるとそこには...


「重岡先生！」


ビックリした。

だって目の前には今日私が朝から思っていた重岡先生が居るんだもん！


重「体調はどうや？」

「はい。さっき寝たのでだいぶ...」

重「食欲は？」

「あります。」

重「じゃあ､俺が何か作ったるからそこで安静にしててくれへんか？」

「分かりました。」


そういって先生は部屋を出ていった。

凄く暇。

私は、部屋を出て下へ降りた。


重「どうしたん？部屋で安静にしててって言うたやん。」

「暇だったんで。先生の料理を作る姿が見たいんです。」

重「そっか。あんまジロジロ見んや無いぞ！」

「フフッ！はーい」


そっからの先生は、手際よく炒め物を作っていた。


数分後...


重「出来たで。
ジャーン！
夏野菜の炒め物！」

「わぁー！凄い！


ﾊﾟｸｯ))


ん〜！美味しー！」

重「おかわりあるから一杯食べるんやで。
ほな、俺帰るわ。」

「先生...まだここに居ってください。」

重「こんな時間やし､もうそろそろ保護者さんが帰ってくるやろ。」

「帰ってきませんよ。

母は北海道に出張。
父は海外転勤でフランスに。

私は、一人っ子です。
だから､ここには誰も居ません。」

重「......そっか...そうなんや。
寂しいんか？それとも、暇やから？」

「少なくとも暇と言う理由は私には無いです。
寂しいので。ちっさい頃からこうなので慣れてたのですが...

体調を崩したとき、何時も一人だったから誰かが居るってとても幸せなんだなって思ったんです。」


あれ？私何先生に言ったんだろう。

先生に言ったって何も解決しないのに...

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