5話 ページ7
梓「さて、話は終わったか？」
舞「あっ、ごめん。終わったよ。」
梓「お前には黒の能力があるが、2人ともに能力を与えよう。」
桜「私はなんの能力が貰えるの?」
梓「お前の能力の名は『一心同体』だ｡こいつは、ほかの人物と能力の共有、体に入り込むことが可 能だ。」
桜「すごーい！強そう！」
舞「私に桜が能力を使うと、目を写すでコピーした能力も使えるってこと?」
梓「ああ、そうだ｡」
舞「私は?」
梓「お前の能力は『変化』だ｡変化はその名の通り物や人に姿を変えることができる能力だ。」
舞「それは欺くと同じ感じだね。」
梓｢違うな｡欺くは自身の容姿、それに伴った周囲への影響を、対象に誤認させることが出来る
能力だが、変化は自分を完全に別のものや生物に姿が変えられるからな。」
舞「なるほど｡」
梓｢さて、そろそろお前達を別世界に送りたいのだがいいか?」
舞「あっ、待って！」
梓「なんだ｡」
舞「えっと、梓さん友達になってくれない?」
桜「私も梓おねーちゃんと友達になる！」
梓「何を言っているのだ！私はお前達を元の世界に帰れなくしてしまったんだぞ！」
舞「そう言っているんだったら、好きでこの世界を作ったんじゃないんでしょう。」
梓「！」
桜「それに、寂しそうな目をしてるんだもん。」
梓「フフ、お前達のことは気に入ったぞ！舞｡桜｡私のことは呼び捨てで読んでくれ｡｣
舞・桜｢「うん、梓！」｣
梓「じゃあ、そろそろ送るぞ。」
桜「せっかく友達になったのに、もうお別れなんて嫌だ！」
梓「わがままを言わないでくれ、桜｡私も寂しいが、このままここにいたらお前達が消滅してしまうんだ｡」
桜「わかった｡それじゃあもう会えないもんね。」
舞「梓、私思ったんだけど夢の中なら会うことわできないかな。別世界に繋ぐことができるんでしょ！」ニコ
梓「フフ、やっぱり舞はおもしろいな。ああ、絶対会えるようにしてみせるさ。」
桜「約束だよ！」
舞「うん、約束だね。」
梓「ああ、約束だ。今度こそ、送るぞ。」
舞・桜「「梓！」」
梓「今度はなんだ?」
舞・桜「またね！」
梓「ああ、またな！」
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作者名：お皿 | 作成日時：2017年9月30日 6時
