7話 ページ21
正門くんと1日話さないなんて初めてだった。
たった1日、正門くんと話さなかった。
たった1日、正門くんに触れなかった。
たった1日だけど、それがすごく悲しくて寂しかった。
レッスンも終わって帰る準備をして部屋から出ると、急に手を引っ張られた。
空いてるであろう部屋に入れられ2人きり。
｢…流星ごめん。俺、｣
『ちょ、待って！』
｢聞いてほしい。俺の気持ち伝えさせて…｣
真剣な顔、だけどどこか不安そうな目をしてる正門くんに戸惑ってしまう。
｢…流星の気持ち、考えてるようで考えてなかった。俺がこんな性格やから流星には我慢ばっかさせてきたと思う。｣
｢本当は2人きりでデートしたかったよな？｣
｢俺も流星と2人きりでデートとか行ってみたかった。やけど恥ずかしくて、大吾とかはっすんとか誘って緊張を誤魔化してた。｣
僕に飽きてる。なんてそんなことなかったんだ。
緊張してただけだったんや。
2人でデートしたかったこと、ちゃんと分かってくれてたんや。
｢流星、今日俺のこと避けてたやろ？｣
『ごめん…』
｢いや、俺が悪いから仕方ないねんけど…あれ結構堪えた。｣
｢流星が他のやつと楽しそうに話したり、俺じゃない誰かに抱きついたりしてるの見て、その…イライラしてた。｣
『…え、？正門くん、ヤキモチやいてくれたん？』
｢うん。嫉妬した、…こんな俺は嫌？心狭いって思う？｣
不安そうに僕に聞く正門くん。
嫉妬が嬉しいなんて、思ったらダメかな。
嬉しくて正門くんに抱きつき胸に顔を埋める。
力強くギュっと僕を抱きしめかえしてくれる正門くん。
｢流星には俺のそばにずっとおってほしい。｣
｢可愛い笑顔をたくさん見せてほしい。｣
｢俺にだけ特別な顔を見せてほしい。｣
正門くんの本当の気持ちがやっと聞けた。
不安になってた自分がアホらしく思えてくる。
お互い言葉が足りなかっただけ。
付き合ってるんやから、ちゃんと話していかないといけなかった。
｢これからもずっと、俺の隣にいてください｣
答えなんて決まってる。
僕も正門くんの隣にいたい。
『うん！』
(終わり)
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にゃん(プロフ) - 標さん» 標さんコメントありがとうございます(^^)ここでは大西畑意外のCPを書いていきます！きょろりゅちぇいいですよね！美男美女で目の保養です♪時間はかかりますがこちらの方も見ていただけると嬉しいですm(_ _*)m (2020年7月4日 15時) (
レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)
標(プロフ) - にゃんさんこちらでもお話書いていらしたんですか！大西畑といい、きょろりゅちぇやかずりゅちぇ良いですね！ちなみに私はきょろりゅちぇが好きです(*^^*) (2020年7月4日 11時) (レス) id: 6f35936fe2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - くみさん» くみさんコメントありがとうございます(^^)頑張って書き上げたいと思います！ (2020年6月5日 13時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新待ってました！続きも楽しみに待っています！ (2020年6月3日 18時) (レス) id: dc207c4c9c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ぽんさん» ぽんさん、コメントありがとうございます(^^)更新遅くなるとは思いますがしっかり書いてますので！！お待ちください(* _ _ ) (2019年10月7日 9時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2019年6月27日 7時
