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居間に行くと、既に従者たちは朝食を取り始めていた
「おはようございます、主様」
透き通るような水色の髪に、珍しい黄金色の瞳
彼も唯と同様、随分と顔立ちが整っている
「おはよう、俊」
彼は水無月俊
彼も私の幼少期の頃から仕えている従者だ
私が笑みを浮かべて挨拶をすると、彼も朗らか笑みを返してくれた
私は何時もの席に着き、朝食を取り始める
すると、目の前の席に座っていた唯が聞いてきた
「あの、A様。少し聞きたいことがあるのですが……」
「何?」
「なにか、悪い夢でも見たのですか?随分と魘されていましたけど」
なんて、くだらないことを聞かれた
夢など空想の出来事だ
わざわざ気にする必要もないだろうに
「見たかもしれないけど、覚えてないなぁ。そんなに魘されてた?」
「はい」
私の問いに、彼女は即答で答えた
彼女の反応からすると、相当魘されていたらしい
そうだとすれば、よっぽどな悪夢だと思うのだけれど
もう一度思い出そうとするが、一向に思い出せそうにない
……悪夢なら、無理に思い出す必要もないか
「まぁ、気にしないでよ。たかが夢なんだから」
「……そうですか。何もないなら、いいです」
彼女はそれだけ言うと、食事を再開した
でも、何か引っかかる
大事なことを、忘れているのかもしれない
少しの間、物思いにふけていると、俊に声をかけられた
「主様。早く食べないと、学校に遅れてしまいますよ」
「……ああ、そうだね」
少し疑問に思うが、今は思い出せそうにない
これ以上考えても無駄だと思ったため、食事を再開させた
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設定2
睦月唯(ムツキ ユイ)
容姿 橙色の肩下までの髪。緑色の瞳
性格 真面目
その他
・Aの幼少期の頃からの従者
・口煩い
・正義感が強い
水無月 俊(ミナヅキ シュン)
容姿 水色のストレート。瞳は黄金色
性格 穏やか
その他
・Aの幼少期の頃からの従者
・マイペース
・忠誠心が強い
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もちもち - 依鶴さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えれるかはわかりませんが、頑張ります！ (2017年2月25日 18時) (
レス) id: 0767b2f3df (このIDを非表示/違反報告)
依鶴 - プロローグから惹き込まれました！とても楽しみにしてます！ (2017年2月24日 16時) (レス) id: b2da2b82b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2017年2月22日 14時
