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赤い光は、周りにいた十数人の生徒たちを巻き込みながら、地面にぶつかり、爆発する
その爆発の規模は大きくない
だが、それだけでたくさんの生徒たちが死んだ
おまけに、赤い光は一本だけではなかった
数多もの光が校庭に降り注ぎ、生徒たちを薙ぎ払っていく
爆発が起きる
大地が揺れる
轟音が鳴り響く
「きゃぁああああああ!」
「み、みんな死んでる⁉」
至る所から悲鳴が上がる
突然の出来事に、生徒たちは怯えているようだった
……まずいな
私は再び空を見上げる
するとその時にはもう、空から次々と黒スーツの男たちが降ってきていた
周囲の状況を確認する
ほとんどのものが対応できていない
先ほどの襲撃で、白煙が辺りに舞っている
私から見える範囲にいるのは、怯えている同じクラスの生徒たちだけ
その生徒たちが、私に言う
「あ、あ、A様!た、助けてください‼」
「嫌だ嫌だ嫌だ‼死にたくないっ‼」
状況は最悪だった
いくらエリートとはいえ、彼らはまだ経験が浅いのだ
この襲撃に対応するのは困難だろう
……私が、何とかしなければ
私は刀を鞘から出すと同時に、動き出す
他の生徒たちに襲いかかる敵を、次々と殺していく
全身に返り血を浴びながら、それでもなお、敵を殺していく
一通り倒し終えた後、生徒たちが言う
「さ、流石A様……」
が、遮って言う
「気を抜くな。君たちも戦える準備を。本体が来るまで時間が……」
そこで、横から物凄いスピードで鎖が飛んできた
私はそれを刀で弾く
鎖が飛んできた方向を見ると、そこには一人の男が立っていた
「ああ、やっぱり防がれたか」
佐伯天馬
以前、私を《百夜教》に勧誘した男だ
佐伯は私の後ろにいる生徒たちに視線を向けた
「ここだと人目が多いから、移動するぞ」
遠くにいたはずの彼の声が、耳元で聞こえた
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もちもち - 依鶴さん» コメントありがとうございます！ご期待に添えれるかはわかりませんが、頑張ります！ (2017年2月25日 18時) (
レス) id: 0767b2f3df (このIDを非表示/違反報告)
依鶴 - プロローグから惹き込まれました！とても楽しみにしてます！ (2017年2月24日 16時) (レス) id: b2da2b82b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2017年2月22日 14時
