109.3僕といっしょ。 ページ15
「大先生お前っいい加減にせぇ！！」
「トンちストップ！ちょお待ってや！！」
「んはははwww」
『何コレカオス』
"今日は数十年に1度の流星群が降り注ぐ日です"
ふと、テレビから聞こえてきたアナウンス。数十年と言われたら見てみたくなるのが人間の性で、見たいと言えばゾム、トントン、鬱先生の3人が一緒に来てくれると言ってくれた。
そこまではいいのだが如何せん仲の良すぎる3人は巫山戯まくる。今なんて観測ポイントの公園に向かいながら「ピポ！」と何故かエイリアンの真似をする大先生がトントンを物理的に弄り、それに限界を迎えたトントンが逆上、逃げ回る光景を見てゾムがゲラゲラ笑いながら傍観という光景が繰り広げられていた。
『とりあえず静かにね。夜なんだから』
「ええなぁたまには夜に出かけるんも」
「…まあ、たまにはええな。確かに」
軽くシメられ若干ボロボロの大先生が空を見上げながらそう言い、襟を正すトントンが肯定する。
「俺はAと一緒に出かけれるんならどこでもええけどなー」
『ゾム近い。歩きづらいし、離れて？』
後ろから抱きついて首に顔を埋めてくるゾムをあしらう。しょんぼりしてる彼に申し訳ないが、今は急がないと流星群が始まってしまうかもしれないので致し方ない。
仕方がないなと持っていた荷物を持ち直してゾムの手を握る。そうすればパァァと顔を明るくさせてその手を握り返した。可愛いかよ…
『嬉しそうだね？』
「僕Aに触れてもらうの好きなんすよー」
『そうなの？というかゾムが自分の事僕っていうの珍しいね？』
「せやろか？」
そうなん？とトントンと大先生に視線を投げるゾム。2人は首を横に振っていた。
「コイツ普段は僕呼びやで」
『えっ そうなの』
「因みに僕もですぅ」
「俺も。Aの前では俺が多いけど」
そう言って小さく手を上げる2人。3人合わせて3僕やでーなんてへらりと笑う大先生になんだそれと笑えばドヤ顔で「ええやろ？」と言われた。何がだろうか。
「…さぁ、遊んどるうちに着いたで」
公園に到着してトントンが芝生に持ってきたレジャーシートを広げ始める。私も手伝おうとすると、繋いだ手をゾムが離そうとせずつなぎ止めた。
「…もう少しだけ、アカン？」
子犬のような目で見つめられてダメ、なんて言えないよ…
『…もう少しだけね』
最近ゾムの甘えが遠慮ない気がする…気のせいかな
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黒瀬(プロフ) - 小雨さん» ありがとうございます！この後の展開をどうするかで悩んでかなり遅くなってます。申し訳ありません！ (2020年7月26日 16時) (
レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - まさかniさんが人外やったとは…これからの展開凄く楽しみです！体調を崩さない程度に更新頑張ってください！ (2020年7月26日 10時) (レス) id: 459de324fd (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 調味料さん» 久しぶりのコメントありがとうございます！出したいなぁ、と思ってたので無事出せて良かったです^^ (2020年6月27日 9時) (レス) id: 46340c89d0 (このIDを非表示/違反報告)
調味料 - 久しぶりにコメント失礼しまぁす。^r.a^な人外さんが出ててめっちゃ嬉しかったです、ありがとうございます(土下座)これからも更新頑張ってください〜 (2020年6月25日 21時) (レス) id: 06d5180623 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - わたあめ@りんご桜さん» ありがとうございます！全員出演予定なのですが、人数が多いので中々難しいんですよね(--;)何とか上手いこと出して行けたら、と思います！ (2020年6月14日 10時) (レス) id: 46340c89d0 (このIDを非表示/違反報告)
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