04.おきゃくさま ページ4
tn side
syp「トントンさん、猫飼ってるってホンマですか」
撮影終わりの雑談にて。猫好きの後輩がそう聞いてきた。
rb「え、ホンマ？」
syp「大先生が言うてたんで」
tn「あのアホ…まぁ、せやで」
ホンマやで、と言って足元にちょこんと寄り添うAを抱き上げ、携帯で写真を撮ってdisc〇rdに上げる。上げた途端「可愛ええ」「真っ白や」と言った声が聞こえてきた。当たり前やろウチの姫さんやからな。
『にゃう』
zm「え、すぐ近くにおったん？」
tn「おん。鳴かずにええ子やでホンマ」
em「賢い子なんですね」
なぁA？なんて撫でてやれば『んみゃあ？』と不思議そうに鳴くA。あ〜可愛ええんじゃ〜。
syp「じゃ、今週末会いに行くんでよろしくお願いします」
ci「行動力早すぎやろ」
syp「ダメですか？」
tn「…まぁ、俺休みやからええけど」
カレンダーを確認すれば赤いマーカーで休みの日だと丸が付けられている。まぁ遊びに来るくらいなら平気やろ、多分。
ci「お、俺も！行きたい！」
syp「絶対遅刻すんなよお前」
…こうして後輩二人が週末、やって来ることとなった。
※
『にゃあ』
ci「ちっこ…」
syp「チーノがでかいだけやろ。あ、トントンさんこれお土産です」
tn「わざわざすまんな」
ケーキの箱を受け取り、Aにリビングに案内してやってやと言えば間延びした鳴き声を上げながらとてとてリビングへと歩き出した。それもちゃんと後ろを確認しつつ。
ci「めっちゃお利口さんやん」
syp「こんなにちっちゃいのに頭ええんですね」
tn「あー、体ちっこいねんけど、大人の猫やねん」
syp「そうなんですか」
tn「まぁ色々あってな」
そこまで言うとショッピ君は何かを察したのかそれ以上詮索せず「玩具とかも買ってきたんで」と心做しかワクワクしながら袋を手にした。おま、パンパンやん。どんだけ入っとんねん。
『にぁ』
ci「え、ちょ、あぇ？」
リビングに到着しソファーに腰掛けたチーノ。そこにすかさずAが膝の上に乗り、すんすん匂いを嗅ぎ出した。
tn「大丈夫大丈夫、チェック入っとるだけやから」
syp「あー成程」
納得するショッピを他所にAが膝の上をうろうろし始める。チーノは落ち着かない様子やったけど、チェックを終えたAがシャツをよじ登り始めると「んえぇ？！」と素っ頓狂な声を上げた。
ci「ちょ、誰か〜助けてぇ〜」
syp「やっとる場合か」
『にぃ』
チーノ登りに成功したAは頭の上にちょこんと落ち着いた。
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鴉(プロフ) - 完結おめでとうございます。癒しと感動が詰まった素敵な作品に出会えて良かったです。 (2022年10月23日 8時) (
レス) @page28 id: 3595b6bfd1 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！(プロフ) - お”ぉ”ぉ”ぉ”めちゃ感動するやないですかぁぁぁぁ！更新頑張って下さい！ (2022年10月17日 20時) (レス) @page23 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - まさかの、まさかのツイートで癒されまくっていたあの猫ちゃんが小説に、、！？！？いつも素敵な作品ありがとうございます！無理のないよう更新頑張ってください！ (2022年10月2日 0時) (レス) @page4 id: 04c7a7add8 (このIDを非表示/違反報告)
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