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私が知りたいと思った理由はもう一つだけある。
「トントン、お代わりくれや」
「あいよ。相変わらずロボロは良く食うなぁ」
「ゾムニキ！食害はやめてクレメンスぅううう！」「んっはははwww」
『…』
歳も性格もバラバラな皆はとっても仲良し。絆っていうものなのかな。敬語なんて抜きに皆楽しそうだった。
『…トンちゃん』
「うん？」
『…わたしも、少しだけお代わり』
「…あんまり無理したらあかんよ？もしダメやったらゾムにあげてな」
『…うん』
だけどわたしにはどこか一線引かれてるような気がした。
わたしが知らない何かを知れば、みんなと同じみたいに仲良くなれるのかな？
だからどうしても知りたかった。
みんなと一緒に、心の底から笑って居たかった。
それだけなのに。
※※
携帯の電源を切り着いた先の公園にあったブランコに息を切らせながら座る。既に夕方を過ぎ暗くなってきた公園には誰もいなくて、街灯が照らす薄暗い中をキィ、キィ、とブランコを軋ませながら俯いていた。
家に帰りたくない。
帰ってもきっと、またパパに酷いことを言っちゃう。
『ぐす…っひっく……』
私はただ知りたいだけなのに。
とめどなく溢れ出る涙は拭っても拭っても収まらずこぼれ落ちていく。
「…あれ、Aじゃん」
「え？…うぇっ？！ホントじゃん」
『…？』
声のした方へと顔をあげれば、そこにはレウ君とコンタミ先生、らだお先生の姿があった。
「どうして泣いてるんだ？怪我か？それとも誰かに虐められたんか？」
『そ、そうじゃないよ』
買い物帰りだったのかレウ君がビニール袋をガサガサ鳴らしながら駆け寄ってきて私の頬や頭を撫でてくれる。大丈夫だよ、と言えばらだお先生も駆け寄ってきて携帯を取りだした。
「そうじゃなくてもこんな時間に1人はダメだろ？グルッペンさんに連絡して____」
操作する手を思わずぎゅっと握り締める。
らだお先生は少し驚いたようにしながらも、首を横に振ったのを見て状況を把握したらしく携帯を仕舞った。
「…やなの？連絡されるの」
『…はい』
「どうして？」
『…隠し、事』
「うん」
『皆何か、隠してて…でも、教えてくれなくて…だから…』
「…ん、わかった」
らだお先生はコンタミ先生に荷物を渡すと私を腕に抱き上げ歩き出した。
「コンちゃん後よろしく」
「しょうがないなぁ」
困惑する私を余所に先生は口を開く。
「俺が教えてあげるよ」
『…？』
「あの人達の隠し事____Aの前世を、だよ」
.
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ネクロ雪だるまを食べる - 一目見た瞬間神作品だと分かりました！！自分もめっちゃ泣いて夢主ちゃんをまもらないという使命が出来ました (2023年4月20日 21時) (
レス) @page49 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
Myua(プロフ) - まだ続くんですね!嬉しいです!あとおまけの夢主ちゃんかわいすぎです・・・！ (2020年10月28日 9時) (レス) id: 8e2e6d2050 (このIDを非表示/違反報告)
ツチノコ - 涙全て出し切った。更新頑張ってください！（ちなみに自分でもよくわからんところで泣いてましたね） (2020年10月25日 1時) (レス) id: ea99753475 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - ワンニャンの人だったのか......待ちます！何年でも待ちます！このお話メッチャ好きなんです！更新頑張ってください！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: cd58eafa95 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 消えてしまったのですか…！？全然待ちます、いつまでも待つのでゆっくりでいいので……無理なさらずに更新頑張ってください…！！！！ (2020年10月9日 21時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)
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