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パパと少し外を見てから戻れば丁度お坊さんが来てて、ほんどう？に行くって言ってたのでソワソワしながらパパについていく。
『…』
「こら、大人しくしなさい」
『う、ごめんなさい』
だってなんか、変な気配するんだもん。
※※
gr side
いつもと違う環境だからか、Aはソワソワと落ち着かない様子で用意されている席に座る。ちゃんと注意すれば落ち着いたがやはり子供なのだなと思った。
「…では、始めましょうね」
やってきた坊さんが俺の隣のAを見てにっこり笑う。頭を軽く下げれば俺にも微笑み、お経を口にし始めた。
※※
「____では、お直り下さい」
お経を読み終えた坊さんがそう言っていたので姿勢を直す。隣にいるAは眠くなってしまったのか少しだけ目がとろんとしていた。よく眠らずに耐えれたな。偉いぞ。
『…ん、ぅ…』
「もう少しの辛抱だ」
『にゃ…』
くぁ、とあくびを噛み殺していると坊さんは「ちっちゃい子には退屈だったね」と優しく微笑んでくれた。坊さんはどうやら小さい子が好きらしい。
「…こんなにね、小さい子が両親を亡くして凄く大変ですね」
『…パパがい、ます』
「おぉ、そうなんだね」
『うん。だからね』
隣に居るAの小さな手が俺の服をきゅっと掴んだ。
『もうね、寂しくないよ。ワガママも、言って良いって、言ってくれたから』
「うんうん」
『だからね、あのね』
何かを必死に伝えようとするAは親戚達の方をちらりと見てから俺にしがみついてきた。
『パパ以外の人、いや。パパと一緒が、いい』
「…A」
初めて言ってくれた自分の意思。Aと反対側に座っているオスマンはニヤニヤと笑っていた。お前が原因か。よくやった。
「そっかぁ。なら、パパを大切にしなきゃだね」
『うん』
「…」
「お義父さんもね、若いし大変かもしれませんけど、この子を大切にしてあげてくださいね」
「百も承知です」
坊さんの言葉に頷きながら小さな手を優しく握り返せば、Aは嬉しそうに笑うのだった。
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ネクロ雪だるまを食べる - 一目見た瞬間神作品だと分かりました！！自分もめっちゃ泣いて夢主ちゃんをまもらないという使命が出来ました (2023年4月20日 21時) (
レス) @page49 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
Myua(プロフ) - まだ続くんですね!嬉しいです!あとおまけの夢主ちゃんかわいすぎです・・・！ (2020年10月28日 9時) (レス) id: 8e2e6d2050 (このIDを非表示/違反報告)
ツチノコ - 涙全て出し切った。更新頑張ってください！（ちなみに自分でもよくわからんところで泣いてましたね） (2020年10月25日 1時) (レス) id: ea99753475 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - ワンニャンの人だったのか......待ちます！何年でも待ちます！このお話メッチャ好きなんです！更新頑張ってください！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: cd58eafa95 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 消えてしまったのですか…！？全然待ちます、いつまでも待つのでゆっくりでいいので……無理なさらずに更新頑張ってください…！！！！ (2020年10月9日 21時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)
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