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ut「…Aちゃん、そろそろ寝ぇへんとアカンよ」
『(ﾌﾟｲｯ)』
23時。普段なら船を漕いでいる時間。
だけどコウモリ族の体になっているからか、目はぱっちり覚めていて眠気などやってこない。
大先生は既に限界らしく「寝よう？ね？ええ子やから〜」と腕を引くけど、寝る気は無いのでカプっと痛くないように噛んで抵抗したらため息をついた。
ut「眠気ないんやね？」
『(ｺｸｺｸ)』
ut「んー…監視カメラもあるし、平気か？何かあったら直ぐ誰か呼ぶって約束できる？」
『…ん！(ｺｸｺｸ)』
ut「ならええよ。今夜だけ特別やからね」
この部屋からあまり出たらアカンよ？と談話室に連れてこられ、暖炉に火をくべて飲み物、私の好きな本を用意してくれて大先生は私の頭を撫でてくれた。
ut「セーターは明日返してくれればええからね。おやすみ」
ちゅ、とおやすみのキスを額に落とし談話室を去っていく大先生。
…大先生の癖に、イケメンな…
『〜♪』
さて、本読もっと。
"曼荼羅とその全て"…面白そう。
※
『…』
カチ、コチ、時計の振り子の音が静かに響き渡る。暖炉に目をやれば木の燃える音がパチパチ聞こえ、それが静かに響く事が夜が深い事を知らせていた。
時計に目をやれば深夜2時。眠くないけど、そろそろ自室に戻らないといけないだろう。
『…くぁ』
背伸びして、誰か呼んで自室につれていってもらおうとインカムに手を伸ばす。
すると丁度その時、談話室の扉がゆっくり開かれた。
『？』
「…ん、まだ起きとる奴おったんか…って、Aやん」
部屋に入ってきたのはお風呂上がりらしいゾムで。彼は髪から滴る水滴をタオルで拭いながら私の方へとやって来た。
zm「どしたん？寝れへんの？」
『(ｺｸﾘ)』
zm「コウモリの体やもんな…でもここにおったら怒られるやろ？部屋戻る？」
『…』
部屋に戻ったところで何もする事は無いけれど。でも1人でボーっとするのも暇なもので。
どうしようかとうんうん唸っていると、ゾム、にひっと笑って私を抱き上げた。
zm「なら寝ぇへんでもええから、俺の部屋来る？」
ゲームとかあるで？とゾムからの提案に、私はやりたい！と羽をパタパタ揺らして肯定した。途端に笑顔になるゾム。
zm「っし！じゃあ行こか！」
『ぅ！』
ゾムに抱っこされて自室へと向かう。
首に腕を回して抱きつけばシャンプーのいい匂いがして、心がほわほわした。
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すみれいん(プロフ) - 黒瀬さん» 猫ちゃん！大丈夫です！すみません、中々御相手が決めれなかったので助かります！ (2022年1月19日 19時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - すみれいんさん» リクエストありがとうございます！御相手の表記が無いので、問題なければ猫ちゃんになっちゃって、御相手sypとなりますがよろしいでしょうか？ (2022年1月19日 12時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - リクエストと言うかもし見れるなら見てみたいなぁと言うのが、メンバーの属している獣になっているのを少し見てみたいなぁと思います！兎ちゃんのお話好きなので本編も何回も見てます! (2022年1月17日 9時) (レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - あぁ”…好きです!更新頑張ってください! (2022年1月7日 15時) (レス) @page42 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
tubin - こんにちは！ (2022年1月5日 8時) (レス) id: f053091504 (このIDを非表示/違反報告)
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