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『…ん…っ』
ひんやりと冷たい、だけどそっと触れるような優しさで何かが私の額に触れる。それにゆっくり目を開ければ、そこにはおじさんがいて「お、起きた？」なんていつもの間延びした声をかけてくれた。
『…おじ、さ…？』
「おはようさん。体だるいとか、熱いとかない？」
『へーき…でも、熱いというか、温かすぎる気が…』
そこまで言いかけ上体を起こそうとすれば、その正体はすぐ判明した。
横向きに寝転がる私を正面から抱きしめ、胸に顔を埋めて寝るゾムと後ろから私に腕枕をして眠るショッピのせいだ。
要するにサンドイッチ状態なのだ。そりゃ温かすぎるだろう。
「二人ともAちゃんが起きるまで傍におる！言うてた癖に眠くなってもーたみたいでなぁ？我慢出来んくてこうなったらしいねん」
『…そっか』
いつものフードとヘルメットがないからか茶色の柔らかな髪が姿を見せていて、それらを優しく撫でれば二人共耳を揺らして気持ちよさそうに目を細める。
『…そう言えば私なんで寝てたの？』
「ん？あー…くられ先生の薬飲んで、その影響やな」
特に何も起こらんかったらしいで？とおじさんが言うのでそうなのだろう。特に追求はしなくていいかな。
「ゾムもショッピも最近まで仕事で忙しかったらしいから、沢山お話してやってな」
『？うん』
「ずっとそわそわしててん。見せてあげたかったわw」
そう笑うおじさんに想像して小さな笑みを浮かべれば、ふるりと震えた長いまつ毛。
「………？」
『おはょ。ゾム』
「お、は………っ！起きた！ショッピ君！A起きとる！」
「ン゛みぃ…」
寝起きのボサボサ頭で覚醒したらしいゾムはそのまま同様に寝ていたショッピを揺らして慌てて起こす。
だが寝起きが弱いのか、ゾムと違って覚醒が遅い彼は上体を起こしたものの、またすぐ「…ぐぅ」と寝息を立てた。
「www」
『ダメだねこりゃ』
再び夢の世界へと落ちた彼に仕方が無いねと毛布を掛けてあげれば、伸びてきた腕が私を引き寄せる。
『…ゾム？』
「何でもない」
ただ、今はこうさせてや。
そう言う彼にどうしたらいいかわからず、私は大人しく抱き締められたままおじさんに助け舟を求める。
「いやぁAちゃん、愛されとるね」
『…？』
おじさんの言葉の意味は分からない。
だけど、
『(…なんだろう、これ)』
胸が、顔が、熱くなるのは何故だろう？
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ぶっちゃけネタ切れです。
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すみれいん(プロフ) - 黒瀬さん» 猫ちゃん！大丈夫です！すみません、中々御相手が決めれなかったので助かります！ (2022年1月19日 19時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - すみれいんさん» リクエストありがとうございます！御相手の表記が無いので、問題なければ猫ちゃんになっちゃって、御相手sypとなりますがよろしいでしょうか？ (2022年1月19日 12時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - リクエストと言うかもし見れるなら見てみたいなぁと言うのが、メンバーの属している獣になっているのを少し見てみたいなぁと思います！兎ちゃんのお話好きなので本編も何回も見てます! (2022年1月17日 9時) (レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - あぁ”…好きです!更新頑張ってください! (2022年1月7日 15時) (レス) @page42 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
tubin - こんにちは！ (2022年1月5日 8時) (レス) id: f053091504 (このIDを非表示/違反報告)
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