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tn side
『んきゃああ！ふえぇ゛ん！』
tn「…A」
兄さんの腕の中で泣き喚くAの頭をそっと撫でる。
気付けず寂しい思いをさせてごめんな。
syp「…先生、解毒薬打てば戻るんですか？」
kr「そうだね。でも多分、赤子になってる間の記憶は残らないと思うよ」
赤子になったこの子に僕らの記憶が無いように。優しく涙に濡れた目元を撫でながら先生はそう言った。
『えぅ゛…ひぐ…っ』
tn「ごめん。ごめんな…」
zm「兄さん。俺に抱っこさせてや」
ni「…ほらよ」
兄さんの胸に顔を押し付けてぐすぐす泣くAをゾムがそっと受け取る。
zm「寂しい思いさせてごめんな。…許してくれへん？」
『えぅ゛…』
次第に泣き声が小さくなってきたAが頬を撫でるゾムの指をキュッと握る。
『あぅ゛…』
zm「…ホンマに、ごめんな」
A大好きなゾムは小さな体をぎゅっと抱きしめる。
kr「…んじゃ、解毒薬打つ為に医務室連れていくね」
注射器を使うには患部を消毒しなければならないし、戻った際寝かせるベッドも必要だ。
小さいAを渡そうとすれば、ビー玉のような目が俺たちを見上げた。
『うー…』
tn「…大丈夫やで。戻ったら今度は、沢山お話しような」
zm「俺も！Aが焼いたケーキ食いたい！」
syp「あ、それワイも食いたいです」
この姿で会うのがこれで最後なのがわかるのだろう。まだ泣き出しそうだったが、グッと堪えて握ってた指から手を離した。
kr「んじゃ、行こうか」
『…ばっばー』
腕に抱かれたAが小さなおててを振って別れを告げる。
tn「…ゾム、ショッピ君。明日は護衛以外の仕事せんでええから、一日そばに居たってや」
zm「んえ？ええの？」
syp「わかりました。思う存分甘やかしておきます」
兄さんは元に戻った後直ぐ、俺が二日後、グルさんは三日後…等々、仕事の進行状況を考えて割り振っていく。
tn「他の奴らはまた後で考えるわ。とりあえず、それで今は頼むわ」
一部の幹部達はそれで納得したのか頷いて部屋を出ていき各々の行動へと移って行く。
tn「…俺も仕事片付けたら一度会いに行こうかな」
コーヒーに合う菓子も持っていこう。
そう決めて、お詫びの美味しいお菓子を注文して書記長室へと歩き出すのだった。
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すみれいん(プロフ) - 黒瀬さん» 猫ちゃん！大丈夫です！すみません、中々御相手が決めれなかったので助かります！ (2022年1月19日 19時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - すみれいんさん» リクエストありがとうございます！御相手の表記が無いので、問題なければ猫ちゃんになっちゃって、御相手sypとなりますがよろしいでしょうか？ (2022年1月19日 12時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - リクエストと言うかもし見れるなら見てみたいなぁと言うのが、メンバーの属している獣になっているのを少し見てみたいなぁと思います！兎ちゃんのお話好きなので本編も何回も見てます! (2022年1月17日 9時) (レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - あぁ”…好きです!更新頑張ってください! (2022年1月7日 15時) (レス) @page42 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
tubin - こんにちは！ (2022年1月5日 8時) (レス) id: f053091504 (このIDを非表示/違反報告)
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