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『何だったのアレ…』
「…Aちゃんはこの世とあの世の存在って信じとる？」
落ち着いてきた私の手を、指を絡めて握りながらマンちゃんはそう尋ねてきた。
この世とあの世？それとさっきの化け物、何が関係してるんだろう？
『…わかんない。何か関係あるの？』
「そかそか…なら、知らへん方がええのかもなぁ」
『何それ』
「んふふ、内緒」
笑みを浮かべ躱したマンちゃんはベンチから立ち上がり私の手を引いて、そして横抱きにして歩き始めた。いきなりの事に驚いてしがみつくと嬉しそうに微笑む。
「Aちゃん軽すぎやで？もっと食べなアカンよ」
『これでも食べてるし…』
「俺でもお姫様抱っこできるんやで？」
まぁ俺にお姫様抱っこされたいんなら別やけど、とマンちゃんは瞼にキスを落とし、悪戯な笑みを浮かべてお茶会会場へと足を踏み入れた。
さっきのは誰かのイタズラだったのかな？
マンちゃんに後で聞いてみたけどはぐらかされ、結局正体はわからないままだった。
「…そのまま何も知らんで、綺麗なままで居ってや」
マンちゃんの言葉にも気付かず…
「…狙撃隊七班の殉職者の埋葬が終わりました」
「ん、ご苦労さん」
班員の埋葬を済ませた、と上司であるトントンにショッピが報告をする。トントンは落ち込むなよとショッピの肩を優しく叩いた。
「いい奴やっただけに残念です」
「ホンマにな…挨拶も出来る、子供にも優しいええ奴やったのにな」
もし彼女に会えたらいい友達になれたかもしれないのに。そう二人は眉を下げた。
「まぁ、死んだ奴の事をいつまでも考えていても仕方ないわな」
「…そうですね」
おやすみ、と土の中で眠った部下に二人で祈りを捧げるべく目を閉じる。
闇夜に染まった窓の外では静かな蝉の音が鳴り響いていた。
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要らないかもしれないけど解説
･"何か"…我々国軍人だった人。死んだ事に気付いて居らず城をさ迷っていた。作中でオスマンに導かれ成仏した。
因みにベチャッて音は、彼の死因が爆死だったからです。あとはご想像にお任せします。
･オスマン…視える人。お面をつけてるのは幹部だとバレないように、名前を隠したのは連れていかれない為の処置。
･A…多分視える人。夏のとある日に不思議な経験をする。
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すみれいん(プロフ) - 黒瀬さん» 猫ちゃん！大丈夫です！すみません、中々御相手が決めれなかったので助かります！ (2022年1月19日 19時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - すみれいんさん» リクエストありがとうございます！御相手の表記が無いので、問題なければ猫ちゃんになっちゃって、御相手sypとなりますがよろしいでしょうか？ (2022年1月19日 12時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - リクエストと言うかもし見れるなら見てみたいなぁと言うのが、メンバーの属している獣になっているのを少し見てみたいなぁと思います！兎ちゃんのお話好きなので本編も何回も見てます! (2022年1月17日 9時) (レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - あぁ”…好きです!更新頑張ってください! (2022年1月7日 15時) (レス) @page42 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
tubin - こんにちは！ (2022年1月5日 8時) (レス) id: f053091504 (このIDを非表示/違反報告)
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