06.はじめてのおつかい 毒素 ページ11
「おや、今日のおやつのシュークリームを買うのを忘れてしまったぞ〜」
「大変や〜買いに行かへんと。でも俺ら仕事で忙しいからなぁ〜」
『？』
大袈裟に驚いていた二人に首を傾げれば、トンちゃんが私の肩に手を置いた。
「ごめんなAちゃん。お使い頼んでもええか？」
どうしてこうなったんだろう？
※※
トントンからお金を預かり歩行用の杖と番犬代わりにゾムの愛犬(獣の狼の)イフリート(♀)を連れて歩く。イフリートは頭もいいし優しい、とても賢い子なのだ！
「これ買い物メモな。あと寄り道はしたらあかんで？」
『はーい』
「知らない人には？」
『ついて行かない！』
「ん、ええ子。気をつけてな」
『いってきまーす』
杖をカツカツついて歩いていくAの姿が見えなくなるまで手を振る二人。見えなくなった頃にはインカムでゾムとショッピに連絡を取り遠くから監視するよう伝えた。
「さて、はじめてのおつかい…どうなるか楽しみだな？」
「やっぱりか…あの子あまり杖使って歩くの慣れてへんのやから無理させた無かったんだけどな」
「慣れてないなら慣らさなきゃいけないだろう？」
グルッぺンの言い訳は最もで、それに反論できないからこそトントンは重いため息をついた。
＜____こちらショッピ＞
「ショッピ君？何かあったんか？」
＜ええ。Aさんが…＞
「Aに何かあったんか？！」
＜はい＞
＜グルルル…ヴォン！＞
＜キュウン…＞
＜だめー！イフリート、行くよ！＞
「…へ？」
＜Aさんが必死な姿が可愛くてどうにかなりそうです＞
真顔でそう言い放っている姿を想像しトントンはズッコケる。せやった、ショッピ君Aにメロメロやもんな。抜かったわ。
「そ、そか…引き続き護衛頼むわ…」
＜こちらゾム。A、イフリートに遊ばれててめっちゃおもろいねんけどw>
屋根の上から様子を見てるらしいゾムのインカムからはAの『くすぐったいよー』と無邪気に笑う声が聞こえる。
あの子自身は真面目なんに不安になるのはなんでやろうな？(A.見守る側と番犬に不安要素がありまくり)
「…さて、俺達も行くぞ」
「行くって、どこにやねん」
書類の束を片付けたグルッぺンにトントンが尋ねた。
「決まってるだろう？Aの勇姿をこの目で見守るんだ」
その言葉にトントンは「お前珍しく仕事したと思ったらこの為やったんか」と本日最大のため息をついた。
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すみれいん(プロフ) - 黒瀬さん» 猫ちゃん！大丈夫です！すみません、中々御相手が決めれなかったので助かります！ (2022年1月19日 19時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - すみれいんさん» リクエストありがとうございます！御相手の表記が無いので、問題なければ猫ちゃんになっちゃって、御相手sypとなりますがよろしいでしょうか？ (2022年1月19日 12時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - リクエストと言うかもし見れるなら見てみたいなぁと言うのが、メンバーの属している獣になっているのを少し見てみたいなぁと思います！兎ちゃんのお話好きなので本編も何回も見てます! (2022年1月17日 9時) (レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
桜の穂 - あぁ”…好きです!更新頑張ってください! (2022年1月7日 15時) (レス) @page42 id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
tubin - こんにちは！ (2022年1月5日 8時) (レス) id: f053091504 (このIDを非表示/違反報告)
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