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gr side
「なぁトン氏」
「あん？」
「ゾムがどうしてAからの愛情を否定したかわかるか？」
「口じゃなく手を動かして貰えますかねぇ？」
既に手を動かしてる中トントンは冷たくそう言い放つ。ええやんかちゃんと手は動かしてんねんから。
「それはだな」
「話聞いてな？」
「あいつ自身スラム出身で、実際に大切な友達等を亡くしてるからだ」
カリ、と書類を書きあげ走らせていたペンを止める。そのまま完成した山へと乗せればトントンは少し驚いた様に俺の方を見ていた。トントン達も知らない事だから仕方ないな。
「…1度経験したからこそ、置いていかれる辛さを知っているからこそ、否定したんだろうな」
「まぁ、同じ思いさせたくないやろうな…」
ゾムにそんな事あったなんて知らんかったわ、とトントンは書類の山を手に出入り口の方へと向かった。
「追加の書類持ってくるから逃げんといてな」
「げっマジか…もう今日は終わりに「5倍がお望みか？おぉん？」やめてクレメンス」
なんてやり取りを済ませ書類5倍が怖い俺は大人しく待つ事に。椅子の背もたれに寄りかかりギシ、という音を聞きながら窓の外を見つめた。
「今宵の月は綺麗だな
____そう思わないか？大先生…いや、観光客よ」
静かな部屋でそう語り掛ける。
「…いつから気付いてたんですか？」
「何時だろうなぁ？…単刀直入に聞く。お前の目的は何だ」
机の下で銃に手を掛け静かに問いかけた。
「…私の目的は____」
※※
軽々と抱っこされながら、まどから器用に屋根伝いにぞむの部屋へと連行される。ベッドに降ろされ抱き締められた、と思えばそのままベッドへといっしょに倒れる。
腕から顔を何とかあげればぞむの目はやさしく細められていた。
『ぞむどうしたの？』
「んー？いや、幸せやなぁって思ってない」
『ふーん？』
向かい合うように寝ていた体勢を、腕から抜け出しぞむのお腹の上に寝転がる。そうすればさいしょはびっくりしてたけど、そっと背中に腕を回されきゅっと抱きしめられた。
「…温かいなぁ」
『んー…』
とくとくと聴こえる心臓の音とぞむのぬくもり。両方を感じていたら再び眠気がおそってきた。
「…眠いん？」
『おふろ…』
「朝でええよ」
『…ん……』
頬に手を添えられ軽く持ち上げられ、唇にそっと柔らかな感触。
軽く触れただけのそれはリップ音をたててそっと離れていった。
「…お休みな、A」
幸せな気持ちの中、わたしの意識は落ちていった。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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