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「A、グルさんはどうや？」
『ばっちし』
「ん。そかそか」
「トン氏…Aを監視に置くなんてずるいぞ…」
「こうでもせんとあんたは真面目に仕事せんやろ？」
書類を回収に来たトントンはグルッペンがまともに仕事をしている姿にほっとひと安心する。
監視役を任され無事全うしたAは自慢げに笑っていた。
『トンちゃんトンちゃん、わたしえらい？』
「めっちゃ偉いで。ありがとうなぁ」
『えへへ』
トントンに頭を撫でられご満悦のAは報酬のクッキーを受け取り机に項垂れるグルッペンの服の裾をクイクイ引いた。
『ぐるさんぐるさん、いっしょにたべよ？』
その言葉に勢いよく上体を起こしたグルッペンは目をキラキラと輝かせる。
「い、いいのか？」
『うん。いっしょにたべるとおいしいもん』
「〜っ、A…っ」
感涙で目を滲ませたグルッペンは力強く抱きしめた後膝の間に座らせ仲良くクッキーを頬張り出す。
多めに渡しといて正解やったな、とトントンは部屋の扉を閉じながら笑い、書類を手に廊下を歩き出すのだった。
※※
Aは城に来た当初よりかなり活発に活動するようになった。
「よーしA、GO！」
『どーん！』
「う、げぇっ？！」
ソファーで仮眠を取っていたロボロの上に飛び乗るA。当然ロボロは飛び起きるし、イタズラ成功でシャオロンとAは逃げ出すしで城内はとても賑やかだった。
…そう、Aはかなり活発になった。
幹部にイタズラを仕込まれ、それを楽しむ位には。
※※
「ったく…寝てる人にイタズラしちゃいけません！」
『ふぁい…ふぉふぇんふぁふぇひ(ごめんなさい)』
「シャオロンも！Aに悪いこと仕込むな！」
「へーい」
もちもちの頬っぺを左右に優しく引っ張りながらロボロは2人に怒る。流石のAもロボロに怒られやり過ぎたかなと反省をした。
「もうやったらアカンで？ええな？」
『ふぁひ…』
反省したAにいい子や、と手を離すロボロ。
ちゃんと教えればやらなくなる良い子のA。
だけど今、彼女には難点が一つだけあった。
「んじゃ部屋に戻ってお昼寝しような」
ロボロに促され部屋から出ようと扉に手をかける。
すると
バキャッ
「あ」
『ゔ』
握ったドアノブが悲鳴をあげてドアから外れる。
「あー…忘れてたわ」
彼女の難点。
それは、最近になって力のコントロールが上手くいかないことだった。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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