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「…で？結局大先生はどうすんねん」
「黒であることに変わりはない…が、今捕縛するのはまだ早い」
もう少し情報がほしい、と人差し指でトン、と机を叩く。つまり現状維持、という事だろう。
増えた厄介事にトントンは深いため息をついた。
『ごちそうさまでした…くぁ…』
おやつを食べ終えたAは口元を手で覆いながら欠伸を噛み締める。小さい体で早朝から連れ出され、お手伝いをした彼女は疲労が貯まっている事だろう。
「眠そうだな？」
「まぁ朝からオスマンに拉致られてたらしいからなぁ」
「昼寝するか？と言っても今の時間だと夕寝になってしまうが」
『…や』
眠い癖に嫌だと唇を尖らせるA。
「夜にゾムとお話するんやろ？今軽く寝といた方がええんやないか？」
『…やだ。ねない』
「どうした。イヤイヤ期か？」
『…』
「いてて、無言で叩くな」
グルッペンに茶化されてムッとしたAは拳を作って軽く叩く。さほど痛くもないそれに苦笑しながらグルッペンは仕方が無いなとAを抱き抱えて歩き出した。
「グルさんどこ行くねん」
「総統室だ」
「は？どういう風の吹き回しやねん」
「あそこが1番静かだろう？寝やすいし最適だと思ってな」
歩く度に感じる揺れと背中を優しく叩く感じが心地よく腕の中のAの瞼は次第に重くなっていく。
『…ゔー』
「眠いなら大人しく寝ろ」
ぶっきらぼうだが心配しての言葉に最初は首を横に振るも、総統室に着いてしまえば抵抗も無駄になりあきらめてシャツをギュッと握った。
「よし、ではトン氏は戻っていいぞ」
「任せて大丈夫なんですかねぇ」
「任せろ。この部屋でこの子を守れるのは俺だけだからな」
流石に置いていってサボるなんて出来んわ、とソファーに降ろされ彼を見上げるAの頬を撫でる。
Aも限界が来たのか結局微睡みに身を委ね、そのままそっと目を閉じた。
「あーほら毛布かけんと風邪ひくで。俺取ってくるわ」
「あぁ、頼む」
部屋を出ていくトントンを見送り書類が積まれた席へと着く。
ここなら偽物の大先生が入ってくる事は殆どない。安心して寝れるだろう。
「…やってきた当初は大人しかったのにな」
当初と比べだいぶ活発になってきた姿に、もしかしたら本来の姿に戻るのも遠くないかもしれない。
そんな事を頭の片隅に置いておきながら、グルッペンは数時間ぶりの書類仕事へと戻るのだった。
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです！夢主ちゃんが可愛すぎますっ！見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ！より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ！！悪戯好きなのかわいっ！みんなも夢主ちゃんと言おう！せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって？この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ？毒舌の子？が好きなんよー！！！ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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