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らだおは私の手をぎゅっと握りながらはなしを続ける。
「まあ俺も普通じゃないんだけどねぇ〜」
「…らっだぁさんも？」
「うん。昔仕事で回復薬と間違えて試験薬打っちゃってさぁ〜」
「アホすぎひん？！」
トンちゃんのツッコミを受けるもらだおはヘラヘラ笑いながらはなしを続ける。握る手の力はかなりつよい。はなせない。
「んでね？その薬調べてみたの。そしたら…筋肉を強靭にするようなものだったんだよね〜」
「…つまり」
「うん。超人を作り出す為の薬だね」
この子と同じだね、とらだおは私を見つめた。
冷たいめをしている。
憐れむような、かなしむような、そんな目。
「その薬に適応しちゃったこの子をなんでトントンさん達は生かしてるんです？戦争にでも使うの？」
「…それ、は」
言葉につまるトンちゃん。
やめて
「利用する為？それとも同情？」
やめて、お願い
「そんなんで生かしていても」
それ以上、聞きたくない
「Aが苦しむだk____」
「いい加減せぇよ、らっだぁ」
涙が滲んだ、その時
「いっでぇえええ！」
鈍い打撃音がして反射で顔を上げる。
そこには____
「…A、らっだぁが言ったことに耳貸したらあかんぞ」
緑色のフードが風で揺れ、ぱさりと落ちる。
ずっと会いたいとねがってた人がそこにいた。
『ぞ、む…』
「チッス。久しぶりやんなぁ？」
らだおが吹っ飛んで、座りこんだわたしをぞむはだきしめた。
「A、忘れんな？」
『うん』
背中をなで、やさしいぞむのこえにこぼれそうな涙を必死にこらえる。
「お前は幸せになってええんやからな」
『…う、ん…っ』
「やから絶対殺させへん」とぞむは言ってわたしを後ろにかくす。
「いでで…ゾムさん帰ってくるの早くない？」
「Aとホットケーキ食う約束してんねん。ちょっぱやで帰ってきたわ」
おじいちゃんのように腰を摩るらだお。そのままねてればよかったのに…
「で？喧嘩するんなら上等なんやけど…やるんか？」
ぞむがナイフを構えてらだおをにらむ。
一触即発かな、と思いながら後ろからながめていたけど…
「…んー、いいや」
「…は？」
拍子抜けしたぞむがまぬけな声をあげる。
「いや、だって俺やり合う気ないし？戦わなくともどっちが強いかなんてわかるじゃん？」
『ぞむ』
「俺に決まってんだろー」
『うるさいはげ』
「だから禿げじゃねぇって！」
「…シリアスな空気はどこへいったんや」
トンちゃんの呟きにわたしも頷いた。
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです！夢主ちゃんが可愛すぎますっ！見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ！より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ！！悪戯好きなのかわいっ！みんなも夢主ちゃんと言おう！せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって？この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ？毒舌の子？が好きなんよー！！！ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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