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『あの、ボス離して、』
「ヤダ」
『ヤダって…そんな子供みたいな』
「ヤダ。イヤだ」
落ち着かないように護送したままウロウロするMondo。本当、ちっちゃい子供みたいだ。
「Aはオールインきらい？」
『嫌いじゃないですよ』
「ならなんで？」
『お荷物が嫌なんです』
「荷物じゃないよ」
護送を解いたMonDがウロウロするのをやめて私のキャラに向く。
「行かないで」
『…でも』
「お願い」
Mondoにしては珍しい、懇願する様な声。私がチームを抜けるってだけなのにこんなに引き留めようとすると思ってなくて、思わず押し黙ってしまう。だって「あ、そう」って素っ気なく答えてはい終わり、になると思ってたから。まぁそうなる前にドッキリをバラして、10億はそのままプレゼントする予定だったけど。
「A」
『…』
「行かないって、言って」
ポツリと呟かれた、その時だった。
「あ、ボスーこんちは！」
『あ、エスターク先輩』
カジノから帰ってきたばかりらしいエスターク先輩が私とボスを見かけて明るく挨拶をする。無線、もしかして聞いてなかったのかな…
『あの、先輩、今はここ居ない方が、』
「あ、お前もしかしてボスに怒られてるだろ？」
「は？」
『え、ちょっ』
「お前ブラックジャックやってただろ？俺もカジノ居たんだよ！勝ったかわからないけど悪い顔して出ていったからよぉ〜…ボスに何か悪戯でもしてんじゃねーかって思って、暇になったから来てやった訳よ！」
アッハッハ！なんて笑うエス先輩。
だけど私の前に立ってるボスからはドス黒いオーラが溢れ出ていて。
「…エス」
「はい？どうしましたボス！」
「3秒で出ていけ」
「え？」
「1.2…」
「ちょ、ちょちょ！行きます行きます！行かせて頂きます！」
銃を構えカウントするボスに身の危険を感じたらしいエス先輩が慌ててアジトから逃げていく。
『…あー、えっと、…私はご飯の買い出しでも』
「A」
『…はい』
「何考えてるの。言って」
『…はい』
顔の真横スレスレの壁に銃弾が叩き込まれ、本気で怒ってると察した私は素直にネタばらしをするのだった。
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うみ(プロフ) - 良さげだったのに帰国させた先方を恨みます。こっからも楽しみに待機してます！ (5月2日 23時) (
レス) @page50 id: 5788af662a (このIDを非表示/違反報告)
名無し37131号(プロフ) - ただの妄想だけどモミアゲヨシャカアゲヨとか歌ってネタに走って欲しいw (4月3日 0時) (レス) @page39 id: 44a1f27f6a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(??)(プロフ) - ガチでおもろかった (3月16日 20時) (レス) @page30 id: 8a15510d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬
| 作成日時：2024年1月21日 0時
