最強さんとのんびり過ごす

寂しいです mnd ページ4

※「初めましての世界」の続きです。


安「Aー治療頼みたい」
『はーい』

C「A、バイク買いにいこ」
『うん！車で送って〜』
C「いいよぉ」

ナ「大型の時はね、こういう風に〜…」
『成程』

「…」

※

「A」
『あ、ボス。どしたの〜』

ナリエル先輩からの大型での立ち回り講習を終えた後、MonDが私の元へとやってきた。牛のパジャマの姿で。可愛い。

「治療して」
『うん』

診断して、的確な治療を始めていく。思えばココ最近加入してからずっと色んな人のお世話になってたから、こうして会うのは久しぶりだな。

『なんか久しぶりだね。ボス』
「ん」
『ナリエル先輩もいるのにわざわざ私のとこ来たの？』
「ん」
『…寂しかった？なんて「ん」…素直じゃん』

やけに大人しいMondoにやっぱりか、と息を吐く。話すとしてもでの、寝る前の数分の通話しかして無かったから気になってたんだよね。

「覚える事沢山あるから、悩んでたのよ」
『ボス真面目だもんね』
「ん。でも、今ならいいかなって」
『全然いいのに。気にしないで』
「ボスだから」
『…んー』

確かにボスだから、示しがつかないからって理由はわかる。でも我慢してまでやることじゃないと思うんだよね。

『ならさ、2人きりの時はいつも通りにしない？』

そうすれば他の人の事を考えなくてよくなるし、Mondoも機嫌が良くなる筈。観測者(リスナー)も文句は無い…筈。

「いいの？」
『ボスは貴方なんだから、したいようにすればいいよ』
「…ん。わかった」

安心したように笑うMondoが「BMC行こ」と私を車に乗せて走り出す。

安「"ボスー？今どこいます？"」
M「"Aとデート"」
『コラ』
安「"えっ？あー、了解です…"」

安城さんすみません、と心の中で謝罪しながら『ボスぅ？』とジト目で睨む。

「いいじゃん。今はひとりじめしたいし」
『…程々にしてくださいね』

はぁ、厄介な人だ。このボスは。

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短編集なので、色んな人との絡みを書いていけたらなと思います。

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