初めましての世界 stgr ページ2
今日、私はMondoに勧められたゲームを開始した。
『キャラメイクおっけー!Mondo、準備できたよ』
「OK。俺MonDだからね」
『うん。じゃ、またゲームで会えたら!』
discordを抜けてゲームを始める。因みにゲーム内での名前はAAだ。
最初はマンション内から出て、…どこに行くんだ?
『…ここ何処?』
知り合いもいない街に放り出され不安な訳もなく。マップの見方も分からなければMondoもいなく、何をすればいいかも分からなくて最早半泣き状態だ。
『うぇー…だ、誰か…』
「どうかされました?」
『あぇ?』
情けない声を出して振り返ればオレンジ色のパトカーとマッシュルームカットの男性がいて。ボイスがあるって事はNPCでは無さそうだ。
『あの、初めてこの街に来て…何から始めたらいいか分からなくて』
「あぁ初心者さんでしたか。最初は市役所に行くんですよ」
『市役所…』
「良ければ連れていきましょうか?」
『え、良いんですか?』
男性の名前は花沢まるんさん。警察官らしく、白市民の味方だ。
「警察の仕事でもありますから」
『良い人…っはい!ぜh「(パァン)」えっ』
まるんさんにお願いしようと思った刹那。頭から赤い飛沫が上がりまるんさんが倒れる。
「痛ァッ?!」
「何してる〜きのこぉー」
「MonDかよwww」
離れた所に止まってた黒い車の影から銃を構えた灰色のコートの男性が歩いて来て。声がMondoだ。え、よくここが分かったね?
あっそうだRPしなきゃ。
『ええっ?!ちょ、なんで警察を、』
「んー?邪魔だから」
それよりも久しぶり、と銃を仕舞うMondo…じゃなかった、MonD。その声色はとても優しいもので、なんだかとても嬉しそうだ。
「えっ知り合い?」
『幼なじみです…久しぶり。だけど随分物騒になったね?』
「ギャングのボスしてるから」
『そういえばそんな事言ってたねぇ』
なんて話をしていれば次第に聞こえてきたパトカーのサイレン。まぁそりゃ警官撃ったら来るよね。
『どうするの』
「んー、逃げる」
『えっ』
MonDが私のキャラを担いで車へと戻る。
「じゃーねきのこー」
「MonD覚えとけよ」
「無理だねぇ」
なんてまるんさんを放置して走り出すカッコイイ車。
『私どこ連れてかれるのコレ』
「とりあえずメンバーに顔見せるか」
走り出した車はやがて倉庫みたいな建物の前で止まった。
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うみ(プロフ) - 良さげだったのに帰国させた先方を恨みます。こっからも楽しみに待機してます! (5月2日 23時) (レス) @page50 id: 5788af662a (このIDを非表示/違反報告)
名無し37131号(プロフ) - ただの妄想だけどモミアゲヨシャカアゲヨとか歌ってネタに走って欲しいw (4月3日 0時) (レス) @page39 id: 44a1f27f6a (このIDを非表示/違反報告)
なつ(??)(プロフ) - ガチでおもろかった (3月16日 20時) (レス) @page30 id: 8a15510d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬 | 作成日時:2024年1月21日 0時