大空2人による逆行物語【REBORN】Ⅶ (ページ15)

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朝空245 ページ15

蓮「……ボクもさ、同じ気持ちなんだ」

蕾「え…？」

蓮「綱吉クンやユニ、他の皆の前では明るくて能天気な白蓮(ボク)

でも、本当は正体をバラしたくない、綱吉クン達とは関わりを持ちたくない、現実から逃げたい白蓮(ボク)…」

あれ…目の前が少しボヤけてるや…泣いているのかな…

蕾「白蓮…」

蓮「怖かったんだ、1人でイタリアで目を覚まして酷い事をしちゃったユニの兄になって…何度も逃げようとした…

でも、守らなきゃって思いもあって生きてきた。だけど、10年後のあの戦いの記憶をもらってまた怖くなった！！

ボクが…ボクの正体が、綱吉クン達に、ユニ達に酷い事をしてきた白蘭だってバレたらどうしようって…

皆がボクを見る目が親しい目から敵を見る目になったらどうしようって…！！

………でも、正体をバラさずにこのまま生きるのなんて嫌だって思いもあるんだ…今まで、そのチャンスを見つけるために行動してた」

蕾「だから…か…炎真達の戦いについて行くか聞いたり山本君を助けたり…」

蓮「うん……だけど、いざ言おうとすると怖くて言葉が出ない…誤魔化して終わっちゃうんだ……

だけど、もう逃げたくない。この戦いの結末を知っているとしても…見てるだけなんてもう嫌なんだ！」

ボクは涙を拭いて覚悟を決めた目で蕾チャンの瞳を真っ直ぐ見た

蓮「…正体を知られた後のことなんて皆の反応次第でボクは動くと決めた

拒絶されたり余所余所しい態度をされたら彼らの前から消える覚悟も持ったよ

それに…多分だけどアルコバレーノへのプレゼント…リボーンおじさま達は呪われる前の姿だけどボクは……前世の姿だ

……もうボクは、目の前の現実から逃げない。蕾チャン…うぅん、綱吉クンがボクを倒した時みたいに死ぬ気で食らいつくよ

…君の答えを聞かせて、蕾チャン。君は……ずっとこのまま見守って後悔する気？」

笑顔じゃなくてボクは真剣な顔で蕾チャンに問いた……君の答えを教えて…