夕空40 ページ10
蕾「……白蓮…？」
紅茶の入ったティーポットとティーカップをおぼんの上に置き給湯室から応接室へと運べば目を鋭くさせていた白蓮の表情が明るくなる。
…あれ今、白蓮とヒバリさんから殺気のようなものを感じたような…？
うーん、気のせい？
うん、気のせいという事にしておこう。
蓮「あ、蕾チャンいた♪」
雲「……黒川、この男と知り合いなの？」
蕾「え？あ、はい……………………………一応」
ツ「今の間何ーーーっ！？」ｶﾞ-ﾝ
あれ？沢田くんに獄寺くんに山本がいる…
つか近くにリボーンの気配を感じるんだけど……
蓮「蕾チャン、こんなところで何してたの？」
え？何って…
蕾「ヒバリさんに拉致られコキ使われてますが何か」
雲「誤解を生むような言い方やめてくれる？」
いやでも…拉致ったのは事実ですよね？
ことっ、とおぼんごと机の上に置けば応接室全体に紅茶の香りが充満する。
蓮「おー！！美味しそう！！ボクも飲みたい！！」
雲「やだよ」
蓮「雲雀チャンのけちーーー！！」
まあ彼らの言い合いはスルーする事にして…
蕾「沢田くん、ここは危ないから逃げた方がいいよ」
ツ「っ、え！？」
獄「てめー！！逃げろだと！敵前逃亡しろと言いてえの……っ！！」
獄寺くんが何かを言う前に手に持っていたスプーン(持ち手)を獄寺くんの喉元に突きつける。
蕾「今すぐここから去って。
じゃないと君達はヒバリさんに咬み殺される」
君達(特に獄寺くんと沢田くん)はヒバリさんと甘く見てる。
どれだけヒバリさんが強いのか…
君達はまだ知らない。
蕾「白蓮と言い争いをしてる今ならまだ逃げられる。
ほら早く！！」
急かすように言えば山本が沢田くんと獄寺くんの腕を掴む。
山「ツナ、獄寺…ここは黒川センパイの言う通りに引こうぜ」
そう、山本が言った瞬間、沢田くんが吹っ飛んだ。
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輪廻からホルンです。 - 輪廻からホルンに替えました。続き楽しみに待ってます。 (2017年4月29日 0時) (携帯から) (
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