煽り煽られまた煽り ページ6
「その格好でパフォーマンスだって？
笑わせないでくれよ、冗談にも程があるだろ？」
煽られたジャックハートは、また煽り返すようにノアを睨みつけた。
目元のハートが歪むほど、その顔はひくりと怒りに歪んでいる。
ノア「ああ、これは失礼。
確かに、このような姿では示しがつきませんねぇ。
そこの髭面さん？」
「…Mr.Vでございます、名もない野良猫。」
ノア「うぅわ………こいつ僕より失礼だわ。
もーいい、例え上辺だけでも同じ悪を愛する者として多少特別扱いしてあげようと思ったけどやーめた！
やっぱりお前ら気に食わない、ねー？A！」
にっこりと笑顔を貼り付けてAに顔を向けた。
しゃがんでゲストと戯れていた彼女がノアを見上げる。
垂れた黒髪から覗く瞳はどうにも可愛らしく、麗しく、艶かしい。
『そうですね、貴方のように単調な色では皆様退屈でしょうに。
ほらノア、…ブラッド戻ってらっしゃい！』
ブラッド「嫌だって…。」
『初のお目見えなのですよ？
少しは背筋伸ばして、シャキッとなさい。』
ブラッド「猫に言うかお前…。」
手下とAの間に壁を作るように、4人が壁のごとく立ち塞いだ。
これから何が起こるのか、何が行われるのか、ゲストは皆目を爛々と輝かせて今か今かと待ちわびている。
『それでは皆様、目を逸らさぬようお気をつけつくださいませ。』
パンっ、発砲音にも似た音が辺り一面に轟いた。
驚いて目を瞑ってしまうゲストが所々、言われたとおりかっぴらいたままのゲストが大勢。
驚きで目を見開いたのはここにいる全員。
きらりと頬を撫でる、熱くない火の粉。
真昼間だと言うのにその存在はうるさく、ゲストたちの頭上を行ったり来たり。
それにつられて彼らに目を向けると、これは不思議。
『我々の真の姿。
ヴィランズよりも怪しく美しきイーヴルズが、今宵お迎えにあがります。
666年後？皆様そんなに待てますか？
忠実な犬でも無理でしょう？
ならば、今すぐにでも如何です？』
スパンコールが輝くドレスの裾をお淑やかに持ち上げ、その長い髪を下ろすようにお辞儀をする。
その美しさに誰もが見蕩れた。
ヴィランズでさえも。
スカル「…睨まれてんだけど。」
ラオ「お前は大層顔がいいからな、嫉妬だろ。」
ノア「おんやぁ？エンターテイナーがジェラシーだなんて醜いぞっ！」
ジャック「嫉妬？僕が？
馬鹿言わないで、第一君が僕より上だって認めてないから。」
ブラッド「強情。」
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二枚貝 - この切り口は新鮮…！四年後より失礼しました。 (2022年12月1日 17時) (
レス) id: 2c510e9628 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - とっても素敵です……是非…続きを……!! (2018年12月6日 11時) (レス) id: 377aae7433 (このIDを非表示/違反報告)
雄飛(プロフ) - ナビさん» オリジナルキャラクターに対しての意見でしょうか、設定にも書いたように半分が脳筋野郎ですので単語単語の煽りしか出さないように心がけています。序盤ということもありまして、これからの話の進み具合を模索しながらですので、まだ控えめという点もありますm(_ _)m (2018年2月17日 11時) (レス) id: c5f25b2710 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ - もう少し賢い煽り文句はないんでしょうか？
期待しています。 (2018年2月17日 0時) (携帯から) (レス) id: dc732391e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄飛
| 作成日時：2018年2月12日 22時
