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254*風と共に ページ23

今、目にしている光景は夢か?

それとも幻か?

「ゼブラさん!私のことを信じてください」

一人目の小娘が俺の右手を取った

「違います!その人は偽物ですよ!」

二人目の小娘は俺の服の裾を握った

「私が本物なんです!ゼブラさん、騙されないで!」

三人目の小娘は俺の左腕を抱き寄せる

「ゼブラさんならわかりますよね?私が本物です」

四人目の小娘は俺の腹に手を回し、俺のことを抱きしめた


一体これはどういう状況だ?

まぁ、とにかくどれか一人を選ばなきゃいけねぇわけだ

だが、さっきも感じたこの違和感

小娘達の心臓や呼吸の音がなんだかしっくりこねぇ...

誰一人、確信を持てるやつがいねぇが...

「ピチチッ」

「あ?お前は...あん時の花鳥か」

何を目的として俺のとこまで来たのか、さっき小娘が助けた黄色い花鳥が飛んできた

花鳥は小娘達を見つけるや否や、小せぇくちばしでこいつらに襲いかかった

おいおい...さっきはあんなに懐いてただろ

そう思ったが、小娘達の反応に愕然とした

「やだっ、何この鳥!」

「邪魔!あっち行ってよ!」

「もうっ、鬱陶しいなぁ!」

「痛っ、どこかに行ってってば!」

四人揃って手を振り、花鳥を追い払おうとしてやがった

俺が知ってる小娘はそんなこと絶対にしねぇ

それによく見ると、転んだときにできたはずの傷もデカい絆創膏もどこにもねぇ

つまりこいつら四人とも...偽物だ!

「お前ら...よくもこの俺を騙そうとしやがったな」

「「「「...えっ?」」」」

あいつを利用しやがった

よりによって小娘を使って俺を欺こうとしやがった

「どこのどいつか知らねぇが..調子に乗っちゃいけねぇぜ!!ボイスッ「ゼブラさん」っ!?」

次の瞬間、急に激しい風が吹き付けてきた

それは周りの霧と一緒に四人の偽物達を蹴散らしていく

「ゼブラさん!みぃーつけたっ!」

「!? 小娘っ!?」



驚いたぜ



その風の中から




ずっと探してたやつが出てきたんだからな

255*不意打ち→←253*×4



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にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» あとゼブラのことですね!ミストアイランド編はメロウコーラ編が終わった後の話なので、ゼブラは小松のことを知っています。わかりづらくてごめんなさい(;´Д`) (2019年3月7日 23時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» いえいえ!またいつでもコメントしてください(*´ω`*) (2019年3月7日 14時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - にゃんこさん» そうなんですか?!そうとは知らずに失礼しました (2019年3月7日 10時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» コメント、ありがとうございます!鉄平とココはセンチュリースープ編で出会っているとの内容でしたが、それはアニメ版での話で、原作では出会っていません。私の小説は原作添いなので、二人は初対面なのです! (2019年3月7日 8時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - もっと言うなら神秘の森の再生時にココと鉄平は初対面のような表現をなされましたが神秘の森はセンチュリースープの時に二人は会ってますし神秘の森はセンチュリースープの後の出来事なので二人は初対面ではないはずですが? (2019年3月7日 1時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんこ | 作成日時:2018年3月3日 16時

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