253＊×４ ページ22
【ゼブラサイド】
「ﾁｯ...どこ行きやがった」
あの野郎、俺にあんな小賢しいことしやがって
あれから反響マップで探したがもちろん見つからねぇし
音を聞き取れる範囲も狭くなって途中で見失った
小娘が言うには全てあの岩のせいだ
「はっ...あれがなきゃ小娘もすぐに見つかるのによぉ」
いつもなら俺に適応しねぇ、ましてや邪魔をするやつなんざ全て絶滅させてやった
だが...
なぜだかあいつの言うことは聞いちまう
小娘は今どこにいるんだ...
あんな小せぇ体で、細ぇ腕で
一体何ができるってんだ
「...ったく、世話がかかるやつだぜ」
あいつへの不満は沢山出てくる
だがどうしてか
嫌いになれねぇ
あの小娘は他の奴らとは何かが違うんだ
雰囲気か？ 言葉か?
俺への接し方か...
他の奴らならまず俺を怖がるはずだ
それは小僧も同じだった
だが小娘はそんな素振りを微塵も見せなかった
むしろ俺に楯突いて喧嘩を売ってきた
全く、度胸のある女だぜ
だから最初は俺に適応してると思ってたんだ
トリコやココ達と同じだと思ってた...が
どうやら適応してんのは俺の方みてぇだな
小娘といるとなぜだか落ち着く
泣き虫でドジで弱っちぃあいつは
きっとどこかでピーピー泣いてんじゃねぇのかと
俺のことを待ってるんじゃねぇのかと
過剰に気にかけちまう
早く助けに行ってやらねぇとな
「しかし...耳が使えねぇってのは不便だな」
今では２００メートル先までしか聞こえねぇ
今まで当たり前だったものが使えなくなるたぁ
クソッ...一体何処を探せって言うんだよ
こんな見通しの悪いところで...
「...！？」
音だ！ 小娘の音が聞こえた！
数時間は聞き続けた心臓の音、呼吸の音だ！
きっとあいつが２００メートルの範囲に入ったんだ
だが...なぜだ？
何だこの違和感は
まるでマネしきれてねぇニセモンみてぇな音だ
...いや、今はそんなこと気にしてられねぇな
俺は音を辿って足を動かした
小娘はすぐに見つかった
「おい、小娘！」
「ゼブラさん！」
やっと見つけた
小娘に手を伸ばそうとしたその時だ
「ゼブラさん、私ですよ！」
「ゼブラさん、こっちです！」
「ゼブラさん、私はここですよ！」
...はぁ？
小娘が...
4人だと...！？
「「「「ゼブラさん！私が本物です！」」」」
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にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» あとゼブラのことですね！ミストアイランド編はメロウコーラ編が終わった後の話なので、ゼブラは小松のことを知っています。わかりづらくてごめんなさい(；´Д｀) (2019年3月7日 23時) (
レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» いえいえ！またいつでもコメントしてください(*´ω`*) (2019年3月7日 14時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - にゃんこさん» そうなんですか？！そうとは知らずに失礼しました (2019年3月7日 10時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» コメント、ありがとうございます！鉄平とココはセンチュリースープ編で出会っているとの内容でしたが、それはアニメ版での話で、原作では出会っていません。私の小説は原作添いなので、二人は初対面なのです！ (2019年3月7日 8時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - もっと言うなら神秘の森の再生時にココと鉄平は初対面のような表現をなされましたが神秘の森はセンチュリースープの時に二人は会ってますし神秘の森はセンチュリースープの後の出来事なので二人は初対面ではないはずですが？ (2019年3月7日 1時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2018年3月3日 16時
