233*ハゲとったんかーい!! ページ3
あれからどれくらい歩いたんだろう
体はヘトヘトで、足はすでに棒のよう
しかも門をくぐってから悪寒が止まらないし
猛獣もわんさか出てくるしぃ...
まぁその度に与作様と会長さんが倒していったんだけど
いや私も一応参戦したんだよ?
でも全然歯が立たなかった...
ここの猛獣、捕獲レベルが相当高いみたい
「おいルナ!大丈夫か?もう歩けねぇんだったら俺がおぶってやっても良いんだぞ?」
ニヤニヤしながら言う与作様
そんなこと私のプライドが許さない
「結構です!自分の足で歩けます!!」
「がはははは!悪ぃな!冗談だ!...お、見えてきたぞ!」
「...へ?」
与作様の指差す先を見てみると、そこには崖から吊り下げられている...蜂の巣?
「ルナちゃん、あれがグルメ刑務所、ハニープリズンじゃ」
「あれが...刑務所...?」
でも待って...なんか...
「可愛い」
思わずそうぽつりと呟く
あれ、案外怖い場所じゃないかも...?
「がはははは!まぁ何でも見かけによらねぇがな!」
与作様の言葉を聞いた瞬間、私は変な先入観を持つのを止めた
だって彼がそういうことを言うってことは大抵危険ならところだから...
歩き進めると、一列に並んだとても大きな猛獣が見えて...って、猛獣!?
「与作様!猛獣が出ましたよ!!」
「あ?あぁ、あれは大丈夫だ。コンボイサウルスって言ってな、囚人を護送する護送獣さ」
「護送...あ!」
よく見てみると、コンボイサウルスの大きな背中には檻が乗っかっていて、その中に何人もの囚人が収容されていた
人間の言うこと聞くんだ...
それにしても、ここは少しうるさい
護送獣の鳴き声、囚人の叫び声、それと...
「囚人どもぉぉおぉぉおお!!てめぇらは無期食らってんだ!!あきらめなぁ!!」
変な髪型をした男性の怒鳴り声が木霊する
「相変わらず賑やかじゃのぉプリコム」
「あ、あなたは!?」
会長さんを見た瞬間、その人は驚愕した
「お前、それ何ちゅうヘアスタイルじゃ?」
「会長ぉぉお!?!!なぜここに!?」
あ、会長さんも気になってたんだ
ふふっ! やっぱり変な髪型だよね!
しかも...
「こ、これはこれは!!大変ご無沙汰しております!!」
プリコムさんが帽子を取って礼をすると...
「真ん中はハゲとったんか!?」
ハゲとったんやーー!!!
あははっ!! おもしろーい!!
なんてことを心の中で繰り広げて楽しんでいると、いつの間にかプリコムさんはどこかに行ってしまった
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にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» あとゼブラのことですね!ミストアイランド編はメロウコーラ編が終わった後の話なので、ゼブラは小松のことを知っています。わかりづらくてごめんなさい(;´Д`) (2019年3月7日 23時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» いえいえ!またいつでもコメントしてください(*´ω`*) (2019年3月7日 14時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - にゃんこさん» そうなんですか?!そうとは知らずに失礼しました (2019年3月7日 10時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» コメント、ありがとうございます!鉄平とココはセンチュリースープ編で出会っているとの内容でしたが、それはアニメ版での話で、原作では出会っていません。私の小説は原作添いなので、二人は初対面なのです! (2019年3月7日 8時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - もっと言うなら神秘の森の再生時にココと鉄平は初対面のような表現をなされましたが神秘の森はセンチュリースープの時に二人は会ってますし神秘の森はセンチュリースープの後の出来事なので二人は初対面ではないはずですが? (2019年3月7日 1時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2018年3月3日 16時