少女の成長物語 with 再生屋コンビ 7

243＊弱み？ ページ13

「そういえばゼブラ、さっきから一言も喋っとらんが...何かあるのか？」

腕を組み、ニヤニヤと含み笑いをする会長さん

それはまるで、ゼブラさんの弱みを握っているよう

「チッ...」

ゼブラさんはさっきよりも大きく舌打ちすると、大人しく机から手をどけた

「さぁ、お前達！文句を言わずにさっさと行ってこい！！ワシは首を長くして待っとるぞ！」

そう言うと、会長さんは私達を部屋からつまみ出した

途端にゼブラさんは、不機嫌そうにずんずんと歩いていってしまう

「あっ、ちょっと待ってください！！」

急いで彼の背中を追いかけようとしたその時

「ルナちゃん、ちょっと待ちなさい」

会長さんに呼び止められた

彼は私の耳に口を近づけ、ヒソヒソとした小さな声で話し出す

「ゼブラはのぉ、乱暴な奴じゃが結構優しいとこもあるんじゃよ。要はただのツンデレじゃ。だからどうか、悪く思わんといてやってくれ」

「は、はい...」

「お、やはり聞こえとったか」

「へ？...ひゃあっ！？」

突然、ゼブラさんに腕を捕まれ、力強く引っ張られた

そもそもの歩幅が違うから彼のスピードについて行けず、私の体は引きずられる形になってしまう

「それじゃあのぉ！ゼブラ、ルナちゃん！仲良く頼んだぞぉ！！」

ゼブラさんに腕を引っ張られ、小さくなっていく会長さんの声を聞きながら

“これからどうなっていくのやら...”

と不安に駆られるばかりだった






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どうも、にゃんこです(=^_^=)


ゼブラファンの皆様、お待たせしました！！

これでやっと四天王が揃います...

ゼブラとルナちゃんのコンビはこれからどうなっていくのか！？

楽しみにしててください！

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