232＊黄泉への門 ページ2
黄泉への門
それはとても大きな門で、亡霊でも出て来るんじゃないかと思えるほど不吉なオーラを放っていた
「...あの、与作様？」
「あ？なんだ？」
「私達、どうしてこんなところに？」
「そりゃあ、お前...この先にあるハニープリズンに用があるからさ」
「あはは...ですよね...」
黄泉への門に着きますっていう放送アナウンスが入って、まさかここで降りる訳じゃないよねぇ〜とか思ってたけど
そのまさかだったなんて...
しかも降りたのは私達三人だけ！
そりゃそうだよね...誰が好き好んでこんな危険なところに降りるっていうの...
盛大にため息を付くと、与作様は豪快に笑った
「がはははは！なんだルナ、怖じ気付いちまったのか？」
「むぅ...その通りですよぉ...」
私の事を面白がっている与作様に頬を膨らませる
彼はそんな私を見て、また大きく笑った
「まぁ、ここに来ることなんざ早々ねぇんだ。余程のルールを破らねぇ限りな！せっかくだからしっかり目に焼き付けておけ！再生屋と関わりの深いとこでもあるしな！」
確かに、再生屋は密猟者や乱獲者を検挙するから与作様の言うことも一理ある
ここは社会見学として大人しくついて行こう
しょうがないと観念すると、重低音が耳に響いた
見てみると、会長さんが一人で門を開けている
え...一人で！？
「ふい〜...この門を開けるのはなかなか堪えるわい」
「なぁーに言ってんだ会長！あんたなら指一本でも十分だろ！」
「まぁな！ワシかてまだまだ現役じゃ！！」
そう言ってニィッと笑う会長さん
はは...小松さんに会いたい...
私の周りにいる人達は皆異常だ！！
「ん？ルナちゃん、どうしたんじゃ？」
「いえ...何でもないです」
まぁでも今にも始まったことじゃないか...
とりあえず帰ったら真っ先に小松さんを抱きしめようと心に誓い、私は与作様達に続いて門をくぐる
「わぁ...」
眼前に広がるのは数十キロはあるなっがーーい道のり
今からここを歩くの！？
あ、目眩が...
しかも最悪なことに
「さぁ、ルナちゃん！ここからは猛獣もうじゃうじゃ出てくるぞ！」
恐怖の特典付きだった
「がはははは！久々に腕が鳴るなぁ！」
「与作よ、あまりいじめてやるでないぞ」
指を鳴らす与作様と準備体操をする会長さん
もう...あなた達にはついて行けません...！
誰か私の気持ちを理解してくれる人はいないものかと思いながらも、私は渋々足を動かした
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にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» あとゼブラのことですね！ミストアイランド編はメロウコーラ編が終わった後の話なので、ゼブラは小松のことを知っています。わかりづらくてごめんなさい(；´Д｀) (2019年3月7日 23時) (
レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» いえいえ！またいつでもコメントしてください(*´ω`*) (2019年3月7日 14時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - にゃんこさん» そうなんですか？！そうとは知らずに失礼しました (2019年3月7日 10時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - Yurikaanさん» コメント、ありがとうございます！鉄平とココはセンチュリースープ編で出会っているとの内容でしたが、それはアニメ版での話で、原作では出会っていません。私の小説は原作添いなので、二人は初対面なのです！ (2019年3月7日 8時) (レス) id: 7d53de745b (このIDを非表示/違反報告)
Yurikaan(プロフ) - もっと言うなら神秘の森の再生時にココと鉄平は初対面のような表現をなされましたが神秘の森はセンチュリースープの時に二人は会ってますし神秘の森はセンチュリースープの後の出来事なので二人は初対面ではないはずですが？ (2019年3月7日 1時) (レス) id: 7b0d381317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2018年3月3日 16時
