うらたの妹は坂田家2【あほの坂田】

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無事大学生になったわたしだが、共学の恐ろしさを知って陰キャは怯えながら日々過ごしてる。


6年間女子校で育った女にいきなり男と話せと言われても難しいのをわかってほしい。



あれ？でもお前歌い手さんと話せてね？と思ったそこのあなた。

同級生と彼らは全然違うからね！！？！？大学生怖いからね！？！？！？！



｢男…怖い…｣
｢は？なに？なんかされたの？｣
｢なんもされてないからお兄は落ち着いて｣


夕飯の席で思わずそう零すと、お兄がいきなり鬼の形相になった。怖すぎ。


｢そんなこと言ったって俺らも男やで？｣
｢なんか浦島坂田船はもう家族なので大丈夫です｣
｢まって…センラめっちゃキュンとした…Aちゃんかわいい…｣
｢は？センラきしょ。Aちゃんは俺のや｣


？？なにそれ坂田さん、ェ？急に雄ジャン…。すき…軽率にすき…抱いて…。


｢そもそもAは俺の妹なんですけど｣
｢逆ハーじゃん…前世のわたし徳積みすぎでは？｣
｢AちゃんAちゃん！｣
｢はい！｣


坂田さんに名前を呼ばれて精髄反射で返事をする。うらしませんが｢犬…｣｢犬が2匹…｣｢尻尾見える…｣って言ってたのは聞こえないふりをしよう。


斜め前にいる坂田さんに目線を向けると、坂田さんが突然身を乗り出してきた。


状況が飲み込めないわたしのすぐ目の前にきた坂田さん。


｢…？坂田さん？｣
｢……Aちゃん｣
｢はい？｣
｢…僕にしてよ｣




言い切った坂田さんはイタズラが成功した子供みたいに笑っている。

わたしの心臓はたぶん坂田さんからの供給過多で死んだ。





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@mikan__ss__

Twitter作りました。アンダーバーは2つです。
基本フォロリク通すので、みかんとお話してやってください。

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