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大学生になりたての5月。慣れない生活にも徐々に慣れ始めた頃。
わたしは中学からの友達、まぁ言わば親友に、とある相談をしていた。
｢えっ、好きな人できた！！？？！！？？ま！！？！？？！？｣
｢ばか！声でかい！！｣
マックで大声を出す親友(ももっていう名前もかわいければ顔もかわいい)の頭を軽く叩く。
｢え、え、どんな人！？どこで会ったの！？｣
｢いや、話したことはないんだけど…｣
｢大学の人じゃないんだ｣
｢うん｣
ここで、彼との出会いを話そうと思う。
・
月曜の2限からの授業だからラッシュをちょうど過ぎた頃の電車に乗る。
そこそこ混んでる電車で、彼を見つけた。
少し低い背、通った鼻筋、小さな唇。
どこをとってもわたしのタイプだった。
彼は毎週いた。どうやら最寄りも同じらしい。
それからは憂鬱な月曜日が楽しみに変わった。
今日はいるかな、1週間の活力だからいてほしいな。
そんなことを考えながら彼を眺めて幸せに浸る月曜。
あの人が学生なのか、社会人なのか(私服だからこの線は薄い)、何歳なのか、何も知らないけど、何も知らないから好きでいられた。
・
｢で、今に至ると？｣
｢せや｣
｢へぇ、Aでも人を好きになることあるんだね｣
わたしのコンプレックスを知ってるももはポテトを頬張りながら感慨深そうに呟く。
｢…まぁあの人は安心して好きでいられるしね｣
｢話しかけてみれば？｣
｢は！？むりむりむり！見てるだけで幸せだしイケメンには彼女いるし！｣
｢なにそのわかりみ深い鉄則｣
わたしの一目惚れの話は｢大学にいたクズなイケメン｣の話に移り、その日はもう会話にのぼることはなかった。
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親友ちゃんのお名前は他界隈の推しぴからお借りしました
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滝野 - 好きです！更新頑張ってください！続きが楽しみです！！ (2021年1月20日 0時) (
レス) id: ef0e1184cd (このIDを非表示/違反報告)
もでらーと。(プロフ) - えっもう好きですごちそうさまでした; ;更新楽しみに待ってます…！ (2019年9月25日 19時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - こういう系の小説凄く好きなので読ませていただいてます！ほんとこたぬきになりそう(センラー)← (2019年9月25日 6時) (レス) id: c875e0b34a (このIDを非表示/違反報告)
ことみ(プロフ) - え、まってかわいい尊い更新頑張って下さいですマジで!!!!! (2019年9月25日 0時) (レス) id: 58ea8aaecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2019年7月8日 10時
