検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:20,386 hit

Story.15 ページ17

ー病院ー

ここ………どこだろ…………?

私、あの後意識がなくなって………??

な「A!!?」

私「おにーさま?」

な「よかった………」

私「ここ……………」

な「病院だよ。」

私「西園寺さん……」

な「逮捕された。西園寺財閥は終わるかな」

私「そうなんだ………」

な「Aさ、家の立ち位置とか分かんないでしょ?」

私「うん。」

な「この際教えてあげるよ。」

私「コクンッ」


あ、普通に喋ってる……気まずいのどっかいったわw←


それから、お兄様にいろいろ教えてもらった。


うちの七瀬財閥は結構大きいこと。

西園寺財閥のように、うちを狙う人たちがいること。

だから護衛をつけてること。

護衛だと分からないように、

メイド姿になっていること。

好きなことをさせてあげたいけど、

できないこと。




お兄様に謝らせてしまった。




私がいつも我が儘ばっかりだったから、

お兄様に負担をかけてしまっていた。


そう考えたとたんに涙がとめどなく溢れてきた。





“なんで泣くの?”





そう聞かれたけど、なにも言えなかった。

というより、言わなかった。


言ってしまえば、

お兄様にもっと負担をかけてしまうと思ったから。


お兄様は泣きじゃくる私を抱きしめてくれた。

幼いときに戻ったみたいで、

なぜか暖かかった。


な「大丈夫、お兄ちゃんがついてるから。」

私「お兄ちゃん……ありがとう……」


あ、お兄ちゃんって呼んじゃった。

怒ってないかな?


な「なんかその呼び方懐かしいねw」

私「ふふww」


よかった。怒ってなかった。


な「怒ってると思った?」

私「へ?」

な「Aってすぐ顔に出るからなぁ………」

私「え?ほんとに??」

な「うん。むしろ、気づいてなかったの?」

私「うん………」

な「あ、あと2週間ぐらい様子見で退院できるって。」

私「ほんと?」

な「傷があんまり深くないからって。」

私「そっか。」

な「退院まで、
  瀬戸さんとメルシィに交代でお願いしとくね。」

私「うん。ありがとう。」

な「じゃ、俺はもう帰るね。」

私「うん。ばいばーい!」

な「ばいばーい!」

===============================================

Story.16→←Story.14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*しろっぷ* | 作成日時:2020年3月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。