大好きです、先生。【ころん】

Story.2 ページ3

ガラガラッ


私「席は………あそこか」





私はここら辺の出身ではない。




中学のときにいじめに遭ったため、



お母さんが心配して遠い地域にあたるここ、



　 東京



に、転校するよう促してくれたのだ。



実はすっごく心配。



またいじめに遭わないか。



どうせ、
誰も私のことなんて分かってくれないだろうし。



あぁ、だめだ。


考えるだけで涙が出てくる。


泣いたら、だめだ。





私「よし、席座るか。」



キーンコーンカーンコーン


ガラガラッ


？「座れよー」


私「！！」


こ「山羊 葵だ、ここの担任。よろしく。」



かっこいい………！！


や、でも、可愛い………？



私「ｼﾞｰｯ」

こ「………柧木……なにか質問か？」

私「あっ、違います！！すみません！！」

こ「？？まあ、いいか。」

こ「今からこの学校の説明をする。よく聞いとけ。」



先生、可愛い………(*´ー｀*)


好き………いや、大好きだなぁっ(*´ー｀*)


あおくんって呼んでいいかな？


後で聞いてみよ！



こ「説明は以上だ。
　 質問がなければ今から休み時間だ。じゃ。」


ガラガラッ



行っちゃう！追いかけないと！！


ﾀﾀﾀﾀｯ


こ「廊下は走るなよ………って、柧木か……
　 なんか用か？」

私「山羊先生！あおくんって呼んじゃだめですか？」

こ「呼び方は好きにしろ」

私「やったぁっ！」

こ「お前たしか……
　 入学のタイミングでこっち来たんだよな？」

私「あ！はい！！」

こ「理由……聞いてもいいか？」

私「また今度です！！」

こ「まあ、分かった。」

私「じゃあね！あおくん！！」

こ「おう、じゃあな。
　 あっ！！廊下は走るなよー！！！」

私「はいはーいw」


やったぁっ！あおくんって呼べる！！！

嬉しいっ！！！！



===============================================

Story.3→←Story.1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す