【暗殺教室】あなたの視線の先には。Ⅲ (ページ33)

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＃126 ページ33

『やっぱおかしいよ。この事件の犯人は殺せんせーじゃない気がする』

放課後、殺せんせーは元気のないまま教室を出て行った。
その後に私は思い切り立ち上がって言った。

『殺せんせーは教師としての立場を優先して考えてるし…何より私たちのこと大好きだし』
「こんなことしてたら、俺らの中で先生として死ぬことくらい分かってんだろ」
『…こんなの、先生にとってはただのジサツ行為みたいなもの』

カルマが横から捕捉してくれたが、ちゃんと自分の意見を言えた。
さっきの速水ちゃんとの言い合いで、正直ちょっと疑い始めていた。

だけどやっぱり、何回考えてもこれはおかしいい。

「でも、そしたら誰が…」
「偽よ」

カエデがそう言って、私たちは答える間もなく不破ちゃんが答えた。

偽…殺せんせー…？

どうやら律と不破ちゃんは協力して情報集め。

「俺らの手で真犯人ボコって、タコに貸し作ろうじゃん？」
『カルマ…』

そうして私たちの犯人探し始まった。

『犯人は殺せんせーのことを熟知してる人物…
　そうなるとだいぶ候補が絞れてくるよね、律』

私は不破ちゃん、律と共に情報集めに加わっていた。

「そういえばAは最初から殺せんせーは犯人じゃないって言ってたよね」
『だって、マッハ20で下着泥棒してんのにこんなにボロが出るわけないじゃん…』
「あ、確かに…」

殺せんせーを知ってる人…
私たちE組、理事長、防衛省の人たち…

これが熟知しているとなると、私たち生徒は殺せんせー自信のことはあまり知らないし除かれる。
理事長もあって少し話した程度だし、外れる…

「可能性は防衛省の人たち、でしょうか…」
『…いや、まだいるよ。シロと、イトナが…』

シロは以前この教室に来たときから殺せんせーの弱点まで知っていた。
イトナは同じ触手だし、何か知ってるかもしれない。

防衛省の誰かとシロ…この二つのどちらかが犯人に近い。

そうして犯人探しを続けてしばらくすると、私たちはある建物に侵入した。