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ストーリー 20 ○ ページ21

月子「そういえば、翼君から生徒会費の
追加予算申請書が提出されてたけど……」



颯斗「即否決しました。
これ以上生徒会室を怪しい発明品でいっぱいに
されては困りますから」



あ「それが正解だと思う。
このままだといつかは生徒会室全体が
翼の発明品や実験材料でいっぱいになるかも」



颯斗「それは困りますね。
でも可能性があるだけに笑えません。
そうならないように、
僕は翼君の暴走を止めるだけです」



月子「頼りにしてます。……でも、
翼君のことだから、懲りずに追加予算申請書を
出してくるんじゃないかな?」



颯斗「その時はまた否決するのみです」



月子「ふふっ、さすが星月学園の副会長。
頭が上がりません」




生徒会室の一角に目を向ける。
そこには翼君専用のラボ(研究室兼実験室)がある。



翼君はよく怪しげな実験や発明品を作っては
失敗や爆発を繰り返している。



爆発の規模はさまざまで、
小さい時もあれば学園全体を揺るがすような
大きさの時もある。



翼君が入った当初は私達が仕事をする横で
実験に失敗しては作成途中の書類を
ふっ飛ばしたり、
燃やしたりして3人に怒られていた。



私が集中して書いてた時だったかに失敗させて、
1度だけ怒ってデコピンしたことがあった。



さすがにこのままでは良くないと判断した私達は
翼君に内緒で生徒会室にラボを作ってあげた。



私達が作ったラボを最初に見た時の翼君の顔を
今でも覚えている。



嬉しいことを嬉しいと素直に感じていいのか
戸惑うようなぎこちない微笑みだったけど、
翼君の嬉しい気持ちは十分に伝わってきた。



でも、その後に新しくできたラボで実験中に
失敗して爆発させたのはお約束。

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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月1日 17時

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