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【呪い(トラウマ)】
「お前なんていらないんだよ。」
「視界に入らないで。邪魔。」
「音羽まじウザい。」
「誰が律香となんて仲良くするか。ばかじゃないの？」
ー誰も私に手を差し伸べてはくれない。
ー私の叫びに、気づいてくれる人はいない。
人は生まれながらにして持っているものがある。そう、誰にでも。
なんら、おかしいことはなかったはずなのだ。
ただ、人よりも多くの才能を持ってしまっていただけだった。
人から好かれる性格、美形の顔、天才的なピアノの技術、平均以上にできる運動、勉強。
上手くいっていたはずだった。
裏切られることなんて、そんなことした？
私が何をした？
ー誰か教えてよ。
両親には愛されて育ったはずだった。
一人っ子の権限を最大限に活用し、甘え、甘やかされ育ったはずだった。
とある会社の社長だった父と美しい母。仲の良い家庭。
でも、ある日父は疲れ果てて帰ってきた。
その日から、私は愛されなくなった。
全てを察した私は何も言わなかった。なのに。
なんで。
いつしか母も私を愛さなくなった。
ねぇ。
こっち向いてよ。
ー私に、もう一回愛をください。
そして私の体から左足が消えた。
もう、二度と2本の足で立つことはできない。
一生、車椅子というハンデに縛り付けられたまま死ぬの。
ーもう一度、歩かせて。
本来人間にあるべきものを失った少女は感情を消した。
できるだけ、目立たないように。
誰も、私を気にすることのないよう。
誰かの目に入らなければ私もあなたも幸せでしょう？
少女は、鍵をした。
自分の心に。
親からの虐待と学校からのいじめ。左足を失ったのも学校の屋上から突き落とされたことが原因。
虐待は相談しても誰にも助けられず、学校からのいじめも対応してくれる教師がおらず、ずっと一人で孤立していた。突き落とされて病院に担ぎ込まれたのもたまたまいじめを知らなかった事務員が通報してくれた為で、切断の同意も保護者が応答しなかったため、本人の意思のみで手術が行われた。
障害者となっても尚、暫くはいじめが続き、親からの虐待も続いた。
この悲劇に終止符が打たれたのは、律自身が警察へ駆け込んだから。
トラウマに陥るのは暴力的な映像を見たとき。また、家族や友達のこと、過去を執拗に聞かれたとき。
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ボタニカル(プロフ) - ぽっぷこーんさん» ご承諾ありがとうございます✨畏まりました！では、今からお伺いさせていただきます🙇♀️ (2022年1月14日 13時) (
レス) id: 9e73e17b69 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - ボタニカルさん» お声がけありがとうございます！ボードに来てくださいますでしょうか…？ (2022年1月14日 12時) (レス) id: c64d371b3a (このIDを非表示/違反報告)
ボタニカル(プロフ) - 失礼します、お久しぶりです…！「"A"の末裔」に月幡ノアで参加している、ボタニカルと申します。月幡ノアと有馬香南和さんで関係を組ませて頂きたいと思い、お声がけさせていただきました。ご検討よろしくお願いします…！ (2022年1月14日 11時) (レス) id: 9e73e17b69 (このIDを非表示/違反報告)
小豆豆(プロフ) - ぽっぷこーんさん» 把握しました。 (2021年12月28日 22時) (レス) id: e980066698 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - 小豆豆さん» お声がけありがとうございます！ボードに来てくださいますでしょうか…？ (2021年12月28日 22時) (レス) id: c64d371b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷこーん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kmt02615/
作成日時：2021年12月7日 23時
