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好き？(まふまふside) ページ8
そらるさんの背中は暖かくて
抱かれているうちに色々なことを考えてた
一緒にユニットやれて嬉しいな
たまに無理をするところも
冷たいのに本当は優しいところも
ぼーっとしてると鼻歌うたってる可愛いところも
見かけによらず純粋なところも
僕は､全部
「好きなんです…」
「ん？お前またココアちゃんか？」
やれやれ､という風に苦笑いしながらそらるさんが聞く
え、あれ、？
僕今なんて
「あっそうです!!!今度ごちうさのイベントあるんですけど行きません！？息抜きに！」
「お前なぁ…さっきまでの涙どこいったんだよ笑」
「そらるさんが来たのでもう大丈夫です､ご迷惑おかけしました」
平常心…平常心……
ﾄﾞｷﾝ…ﾄﾞｷﾝ…ﾄﾞｷﾝ…
" 好き " ってなんだよ
僕は男でそらるさんも男で
僕が好きなのはココアちゃんで
…なのに何で心臓はこんなにうるさいんだろ
「今度恋の歌書こうかな…」
このもやもやは曲にぶつけるしかなさそう
「ココアちゃんへのラブソングか？」
呆れ顔のそらるさん
そうだよ､この好きは絶対恋なんかじゃない
心拍の高まりだってきっと疲れてるからだ
「そらるさん､すみません疲れたので寝ますね…？まだ朝早いですし泊まっていって良いですよ」
「わかった」
いつも通り
そう､何も変わっちゃいない
「そらるさん､おやすみなさい」
「ん､まふおやすみ､しっかり寝ろよ」
「……俺なわけないよな」
そらるさんがそう言った時には僕の意識は夢の中だった
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作者名：時雨 | 作成日時：2016年6月22日 15時
