31.光の粒子となりて ページ32
彼女の体が少しずつ薄くなり、光り始めた
切国も同様である
その異変に信長が気づいた
「どうゆうことだ。
体が消えていっている…。」
2人の体は光の粒となり空に吸い込まれていく
「亡骸さえも残してはくれぬのか!!」
こうしている間にも彼女達の体はどんどん消えていく
「いやだ、いやだ、嫌だぁ!!」
信長が絢音の体をかき抱こうとした
しかし、それは叶わず、彼女の体は消え去った
信行を尋問したところ、彼の目的は絢音を自らの物とすることだったらしい
信行は切腹となった
彼に付いていた柴田勝家は、その腕を信長に買われて彼の重臣となった
道三の義理の息子、龍興の謀反が起きた
信長はまるで敵を討つかのように龍興を攻めた
道三に真実を話したが、また彼も悲しみを隠しきれなかった
絢音には謀反の時に新たな呼び名がついた
透き通るような紫の髪を返り血により赤黒く染め、その髪がまるで闇夜のようだ…と
その名は "血濡れの闇姫"
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今作はここで終了となります
次作は、彼女がまた異なる世界にとばされそこで生きていきます
あ!勿論再びこの世界に戻ってきますよ!
この世界が一応主軸となっているので(笑)
拙い文章でありましたが、ご覧いただきありがとうございました
よければ続きもお願い致します
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作者名:梓蝶 | 作成日時:2018年7月25日 19時