イロトリドリ【短編集】

黒子テツヤ 【意外にも】 ページ16

「意外だな〜。テツくんがネクタイ結べないなんて…。」

「そうですか？僕は、Aさんがネクタイを結べることに、驚いていますよ。」

でも、「ネクタイの結びかたを知っていたら、教えて下さい。」と言ったら、わざわざ、海常高校から誠凛高校まで教えに来て下さった。

そして今、部活が終わった後の部室でネクタイを結んでもらっている。

「…でも何で急に、"ネクタイの結びかたを教えて下さい" なんて言ってきたの？」

「Aさんの声が、聞きたかったので…。」

「え？」

「でも…わざわざ、教えに来てくれるなんて、思ってませんでした。」

本当に、ラッキーだなと僕は思った。Aさんが来てくれるなんて、思ってもみなかったので。

「はい。結び終わったよ。」

「…ありがとうございます。」

身長の関係で、上目使いになっている。そんなに見つめられると…

「すみません…持ちそうにないです。」

「…？テツくん？」

チュッ

「え…？…え？！////」

困ってますね。Aさん。

「好きです。Aさん。」

「ええ！？/////」


(積極的なんだね、テツくんって…////ていうか、順番違うからねっ…///)

(そうでしたか？でも、Aさんが、来てくれてよかったです。)

原一哉 【捕まえた】 セネン様リク→←土方十四郎 【激甘】 リンたん様リク

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