検索窓
今日:5 hit、昨日:15 hit、合計:3,865 hit

面会? ページ5

you side




どうやら私はしばらくの入院が必要で
レイ先生にお世話になることとなった。







レ「気分は?」


「あ、はい。良いです」


レ「食事もよく摂れているようだな」


「はい!とても美味しいですよ!」


レ「…」


「…レイ先生?」


レ「…すまない。回復しているようで安心した」


「はぁ…」


レ「A、」


「はい?」


レ「体調が回復したら今度は…記憶の回復だ」


「記憶?」


レ「全てを思い出すのではない。Aにとって大切な記憶だけでも頭の中に入れておく必要がある」


「それは…そうですよね。私もそうしたいと思ってます。レイ先生やホムラさん、セイヤさんたちも…私にとって大切な人だと思っているので…思い出したいんです」


レ「急ぐ必要はない、その時は必ず訪れる」


「…え?」


レ「何かが必ず、記憶を取り戻すキッカケになる。という事だ」


「はい!」


レ「だからと言って無理に思い出そうとするなよ。頭痛を伴うからな」


「気をつけます!」


レ「…いい笑顔だな、」


「っ…!」











レイ先生は私の頭を優しく撫でた。


















なんだろう。レイ先生は私の頭をよく撫でる。









その度に…なんか…ウズウズする。



















レ「今日は面会があるそうだ」


「面会ですか?」


レ「…魚が来るぞ」


「さ、魚…?」


レ「ま、来てからのお楽しみだ」


「え、ちょっとレイ先生っ!?」


レ「悪いな、今日は忙しい。魚に後は任せておく」


「…魚って、?!」


レ「大人しく寝ていろ、いいな?」


「は、はい…」














レイ先生はまた頭を撫でて病室を出ていった。



















魚が面会に来るなんて…どういう事?



















そう思いながらベッドで横になっているうちに
私は眠気に襲われて瞳を閉じた。








レイ先生って…








ずっとあんな感じでクールなのかな?
全然嫌なクール感ではないけど…














さっきレイ先生、



















何考えてたんだろう。


















海の祝福→←冷たい温もり



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:恋と深空
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みなと | 作成日時:2024年2月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。