検索窓
今日:15 hit、昨日:15 hit、合計:3,875 hit

誰、? ページ3

you side







?「バイタルは安定している。…A、ここがどこだか分かるか?」


「…い、いいえ」


?「…A、?」


「ご、ごめんなさい…私…どれくらい眠っていたんでしょうか…?」


?「ちょっとA、なんでそんなよそよそしい喋り方してるの?」


「えっ…」


?「…Aじゃないみたいだ」


?「…私が誰か、分かるか?」


「…わ、分からないです」


?「…は、?」


?「他の2人は?」


「ご、ごめんなさい…お2人とも…分からないです…」



「「「っ…、!?」」」



















病室にいた3人の男性は
一気に言葉が出なくなってしまった。


















ああ…









私…この人たちを悲しませてるんだ…



















?「…私は担当主治医のレイだ」


「れ、レイ…先生、」


?「…僕はホムラ、君には僕のボディーガードをしてもらっていたんだ…」


「ホムラ、さん…」


?「…俺はセイヤだ。あんたと俺は深空ハンターで…パートナーだった」


「セイヤさん…」



















何を言っているのか、さっぱりだった。









でも1つ分かっているのは
この3人が私にとって他人では無いことだ。



















「すみません…私…皆さんのこと…分からなくて…」


レ「無理に思い出すな。お前は長い眠りから覚めたばかりだ。余計な負担を感じる必要はない」


セ「…あんたが知りたい事なら俺たちが全部教えてやる」


ホ「そうそう、僕も君にまたボディーガード依頼しないといけないからね」


















どうしてだろう。














分からないはずなのに



















この3人の声は…驚くほどに懐かしい気がする。



















ホ「…さてと、Aも目を覚ました事だし。僕はそろそろ失礼するよ。後は偉大なるレイ先生にお任せしようかな」


セ「そうだな。俺たちが一斉に色んな事を教えた所で、混乱してしまうからな」


レ「ああ、分かった。お前たちはここの面会時間は知ってるな?」


ホ「知ってるよ、大丈夫」


セ「ああ」


レ「ならいい。気をつけて帰れ」













セイヤさんとホムラさんは病室を後にした。









冷たい温もり→←災厄



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:恋と深空
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みなと | 作成日時:2024年2月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。