今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:16,764 hit
小｜中｜大
〇＿4 ページ4
.
無理矢理電車から降ろされて、
すこしだけ、人が少ないところに連れてこられた。
『電車慣れてないの？』
「はい…」
『そりゃ、人酔いするよね。』
「はい、でもほんとに大丈夫です！」
『タメで話してよ、同じクラスだから(笑)』
え、同じクラスだっけ…
入学式の時男子なんて視野に入れてなかったから
気づかなかった。
「なまえは…？」
『那須雄登』
「なすくん…」
『うん。Aちゃんだよね？』
名前まで覚えてくれてたんだ。
私、何も知らなかったの申し訳ないな…
「なすくん？ 助けてくれてありがとう」
『ううん、別に。学校行こっか。遅刻しちゃう』
「あっ…ほんとだ。」
学校のことすっかり忘れてた。
電車に乗り直して、走らないと間に合わない時間だ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：笑夢 | 作成日時：2017年5月29日 18時
