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唇が触れた………
と思った次の瞬間、、、
私の手を取りお店の出口へと向かうジミンくん…
履き慣れないヒールなんかで来たせいで、
彼の歩幅に合わせるのが大変だ。
JM「先にヌナの家まで行ってもらうから、
タクシー一緒でもいいよね？」
『う、うん。。。！』
お店の外に停まっていたタクシーに乗ると、
私の家の前まで行くよう運転手さんに告げる。
さっきよりも口数が少なくなり、
窓の外の景色を眺めている彼の真意は分からない…
“私たち、キスしたよね？”
………なんて聞けるわけないし。。。
もしかして、、、
酔っぱらって夢でも見たのかな…
それともあれか…私の勘違い……？
車内で交わす言葉は少なくても、
繋がれたままの手を見るとそうでもない気がする。。。
なんて考えていたら、、、
無意識にジミンくんの手を
ギュッと強く握ってしまったみたいで…(汗)
少しびっくりした表情で私を見ていた…
『ごっ…』
“ごめん”と慌てて手を引こうとしたんだけど、
逆にさっきの私の力よりも強く握り返されてしまった…
『………。。。』
再度握られた手を解こうとジミンくんの方を向くと、
目がなくなっちゃうあのかわいい笑顔で微笑まれ、
顔が赤くなるのが自分でもわかる。。。
一体私どうしちゃったんだろう。。。
*
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作者名：空子｡ﾟ+ | 作成日時：2017年8月22日 19時
